触察解剖学講座 第4回

2 月 28th, 2010 by baucafe

 今日の午前中は、恵比寿( STUDIO-J )で「触察解剖学講座 第4回」(講師: 斎藤瑞穂、小川隆之)がありました。
 今回の触察対象は、胸鎖乳突筋、頭板状筋、菱形筋、三角筋、肩甲挙筋の5筋でした。
 胸鎖乳突筋は、形状にかなりの個人差があります。人型(同じ人型でも、鎖骨部の分岐の仕方、幅、長さなどが個々で異なっています)、X型、H型、Ⅱ型などが見られます。受講生の皆さんは、幾つか確認できたかと思います。
 頭板状筋は、胸鎖乳突筋、僧帽筋、肩甲挙筋に囲まれた三角形内で最浅筋として触察できます。またムーブメントを用いることで、僧帽筋の下層にある外側部の確認も可能です。
 菱形筋は、大菱形筋と小菱形筋に分けて触察しました。菱形筋の大部分(大菱形筋の1部以外)は僧帽筋の下層にありますが、僧帽筋とは線維方向が違うので、明確に識別できます。
 三角筋は、前部(鎖骨部)、中部(肩峰部)、後部(肩甲棘部)の3部に分けて触察しました。受講生の皆さんは、三角筋と僧帽筋との位置関係、三角筋が関わるインピンジメントの要因について覚えておくとよいでしょう。
 肩甲挙筋は、起始部、停止部、筋腹部の触察を行いました。起始部については、第1~4頸椎と胸鎖乳突筋との関係性をヒントに探すとよいでしょう。また、第1、2頸椎と第3、4頸椎に対する手指の当て方の違いを思い出してください。
 肩甲挙筋については、練習時間が短かったので、次回の最初に復習したいと思います。

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雑記/意識の不関与、問題の育成

2 月 27th, 2010 by baucafe

先日、「身体教育を行う(特に、意識を通して身体を探究する)際に、そのプロセスの最終段階に、意識の関与を解除する『仕掛け』が組み込まれていなければならない」と述べたが、意識の関与を解除する「仕掛け」に対し、クライアントが意識的に関与しないように配慮する必要がある。・・・クライアントの持つ問題は、身体主体(からだ soma )に対する言語主体(「私」)の過剰な支配欲求に関わる場合もある。

全ての問題に対し早急に答えを出してしまわず、問題をそれ自身の持つ力(創造力、破壊力)により育成する。特に大きな問題群は「視界」に置き続け、かつ自らは歩みを止めないことである(オートポイエーシス的に付言すると、「閉域が形成されるのを待ちながら・・・」)。

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雑記/身体教育における意識の関与、触察について

2 月 25th, 2010 by baucafe

身体教育を行う(特に、意識を通して身体を探究する)際、そのプロセスの最終段階に、意識の関与を解除する「仕掛け」が組み込まれていなければならない。

・・・手指(の触覚だけ)で探ると触察対象は遠ざかる。すなわち、局所的な探索に終始する結果となったり、かつ被術者の嫌悪感、緊張などを招いたいりし、対象への到達が大きく遅れてしまう、あるいは困難となる。手指を被術者の身体へ差し入れたとしても、手指(だけ)でなく、手首、肘、肩、肩甲骨、脊柱、仙骨など(の固有受容覚)で探索しなければならない。

触察を行うというときでも、あなたは見えるものしか信頼しない。ところがあなたに見えるのは、あなたの手指と被術者の皮膚が触れ合う1点だけである。皮膚下の組織は表層であっても(メスでも使わない限り)見えないし、あなた自身の固有覚的な働きも見えるはずがない。

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twitter を始めました!

2 月 24th, 2010 by baucafe

 サイトウに勧められ、先日、twitter を始めました。
 最近、mixi のボイス機能に対し「ウザイ」と発言する人が増えているようですね。
 mixi の場合、その人のつぶやきを読みたくて、マイミクになったわけではないですから(個々のマイミクさんに対し、それぞれ「距離」が異なりますし)、皆さん、そう感じられるのでしょう。僕も時より「イラッ」ときます(笑)。
 その点、twitter なら、読みたい人のつぶやきだけ選んで読めますし、ですから書くほうも気兼ねが要りません。

 先日、こんな発言をしている人がいました。
 「読みたくない吐き捨て(つぶやき?)を、マイミクだからといって、自分の心がゴミ箱にされたかのように、パカパカ受け取らなければならないというのは、本当に不愉快だ・・・」
 それを聞いて、「ゴミ箱」か、なるほど、と思いました。

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横浜クラス/ハムストリングスへのアプローチ

2 月 23rd, 2010 by baucafe

 昨夜は、横浜クラス「ボディワーク入門講座/ロルフ・メソッドに学ぶ」(講師: 斎藤瑞穂、小川隆之)がありました。テーマは、「ハムストリングスへのアプローチ」(参照: 『ボディワーク入門』 151-157 / 『これがボディワークだ』 p.87 )でした。
 今回は、テキスト(『入門』)には記載されていない、ハムストリングスに対する細かい施術法を紹介しましたが、坐骨神経管やそこから分岐する脛骨神経管、総腓骨神経管などに注意しながらの施術となりました。大腿後面の表層筋膜あるいは全ハムストリングスのコンパートメントをリリースするテクニックから始め、起始部(坐骨)、停止部(脛骨、腓骨)、筋腹をリリース&分化していくテクニックを練習しました。

* 触察解剖学講座、横浜クラス、恵比寿クラスの講義内容に関するご質問、また触察解剖学講座の継続お申し込み(2月末日で締め切らせていただきます)などは、各講座の掲示板にお書き込みください。
* 
セッション(シン・インテグレーション、クレニオセイクラル・ワーク/担当: 小川隆之)予約をご希望の日時に取れず、キャンセル待ちをご希望の方は、ご希望の期間、曜日、時間帯などを明記の上、openpath■hotmail.com へお申し込みください。
* 誠に申し訳ありませんが、ご予約キャンセル・ご変更が度重なる方には、複数回のご予約はご遠慮いただいております。

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恵比寿クラス/手技のツール

2 月 19th, 2010 by baucafe

 今夜は恵比寿クラス「ボディワーク入門講座/ロルフ・メソッドに学ぶ」(講師: 斎藤瑞穂、小川隆之)がありました。今日のテーマは「手技のツール」(参照: 『ボディワーク入門』 p.59-61 )でした。
 ボディワーク・セッションで用いる手技のツールで代表的なものを6つ(手指、手掌、ナックル、拳、前腕、肘)挙げ、それらの用い方をデモンストレーションでお見せした後、ペア・リリース練習を行いました。

* 多くの方々からの、セッション、講座、ワークショップなどへのお問い合わせ・お申し込みのメールに対し速やかに返信できず、ご迷惑をおかけしております。3、4日、返信が遅れることもあるかもしれませんが、ご容赦ください。現在、頂戴した順に返信させていただいております。
* 触察解剖学講座、横浜クラス、恵比寿クラスの講義内容に関するご質問、また触察解剖学講座の継続お申し込み(2月末日で締め切らせていただきます)などは、各講座の掲示板にお書き込みください。

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雑記/“soma”、オートポイエティックに・・・

2 月 17th, 2010 by baucafe

“soma” (参照: 『これがボディワークだ』 p.114 )は主体としての「働き」であり、身体はその「構造」である。いくら構造の中へ分け入り、極微の世界へ到達しようとも、そこで見出すものは、働かされる「部品」である。ちなみに、(近頃、S I (注)界でもよく耳にする)「モティリティ」とは極小部品の様態である。

“soma” という「働き」に対しては手が届かない。出来ることは、構造を通しての「撹乱」だけである。それであっても、常に成功するわけではない。

・・・動作もやはり「部品」である。そして、自分が動作を行うのではなく、動作が自分を作り出す。・・・“soma” が働き、その都度自分を作り出し、自分に成り続ける。

身体は長らく、トマス・ハナの言う「客体としての身体」、すなわち「三人称の観点から観察された(外側からとらえられた)」ものとして扱われてきました。それに対しソマティクスが探究しようとするのは、「主体としての〈からだ〉」、すなわち「一人称の観点から観察された(内側からとらえられた)身体」です。(引用: 『これがボディワークだ』 p.114 )

(注) Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。ロルフィングなどが含まれる。

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触察解剖学講座 第3回

2 月 14th, 2010 by baucafe

 今日の午前中は、恵比寿( STUDIO-J )で「触察解剖学講座 第3回」(講師: 斎藤瑞穂、小川隆之)がありました。
 今回の触察対象は、前鋸筋、広背筋、大円筋、僧帽筋の4筋でした。
 前鋸筋は、先ず腋の前・後壁(大胸筋・広背筋)の間で、次に筋尖部で触察しました。筋尖部の触察は、大胸筋に覆われていない、第5~8(場合によっては9)肋骨上の付着部で行いました。これら筋尖部は、外腹斜筋の筋尖部と噛み合うように付着していますが、外腹斜筋の筋尖部は、肋骨の下縁に付着しているので、触察手指が肋骨上にある(肋間に落ちない)限り、外腹斜筋の筋尖部と間違うことはありません。またムーブメントを用いるときにも、肩甲骨を単独で動かすことが出来れば、問題はありません(前鋸筋だけが動きます)。
 広背筋は、肩甲骨下角を指標(ランドマーク)に、外側部と上部(内側部?・・・僧帽筋と交わる側)を触察しました(受講生の皆様へ: 上部にあるポケット、及び僧帽筋のポケットを、施術する場合には目安にして下さい。理由は講座中に説明した通りです)。ムーブメントは解剖学的に言うと、「肩関節伸展+肩関節内転+肩関節内旋+肩甲骨下制」となります。講座ではこの動きを、「後ろパンチ」と呼んでいます。
 大円筋は、肩甲骨外縁(下角から1/3くらいの範囲)付近で、広背筋上部の上方で触察しました。ムーブメントは、基本的には広背筋と同様ですが、肩関節内旋を強調することで、広背筋と識別しやすくなります。
 僧帽筋は、上部、中部、下部に分けて触察しました。ムーブメントを上手く用いると、3部位があたかも異なる筋肉であるかのように感じ取れるはずです。
 受講生の皆様は、時間があれば「セルフ触察」で復習してみてください。またご質問があれば、掲示板にお書き込みください。

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セッション・プロセスをオートポイエーシス・システムとして理解しようとするとき・・・

2 月 13th, 2010 by baucafe

 ボディワーク・セッションにおいて、セッション・プロセス(ソマティカル・プロセス)をオートポイエーシス・システムとして理解しようとするとき、自分のセッション経験と照らし合わせ、(今の理解力では、多分、非常に基本的な)幾つもの問いが生まれてくる。

 たとえば・・・ある構造体は誰にとっても同様に存在するのか? 異なる構造体が、幾つか共通の構成素を持ちながら、同期して形成される可能性はあるのか? あるとすると、それは閉域の形成される(産出プロセスの連鎖が閉じる)時点が異なる(「同期して」ではなくなるが)のか? あるいは、構造体を見る側の認知に関わるのか?・・・等々。

 今は、いろいろ文献に当たりながら、オートポイエーシスに対する理解を深めたいと思っている。(参照: 『オートポイエーシス 生命システムとはなにか』

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目覚めていなければならない、またはボディワーカーによるオートポイエーシスのための序詩

2 月 12th, 2010 by baucafe

 目覚めていなければならない
 それはすでに始まっているから
 生まれ来るもののどれが、
 未来に意味を成すのか分からずとも、
 ともかくそれは始まっている

 目覚めていなけらばならない
 視線を固定せず、
 見張っているしかない
 ただしそれ自身は見えず、
 その残滓を追うしかないけれど

 目覚めていなければならない
 それが自己を知るとき、
 その自己の片割れとして、
 立ち会わなければならないから

 目覚めていなければならない

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