1 月 19th, 2010 by
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・ 乳幼児は、「快―不快」などの単純な印象で世界を見分けていきます。それが成長のある時点から、言葉なしに世界を見分けることが不可能になってきます。たとえば、「愛」などの抽象的な概念は、言葉なしには明確に体験できません。言葉によって体験はしだいに組織化され、世界認識が形成されます。(引用: 『これがボディワークだ』 p.132 )
・ 同じことを表現し、伝えようとしても、言葉の用い方が異なると、相手にとってはまったく別のものを指し示すことにもなります。セッションでの言葉がけを例に挙げると、背臥位のクライアントに対し膝の屈曲を指示するとき、「膝を天井へ向けて少し持ち上げてください」と言うのと、「膝の後ろを施術テーブルから少し浮かせてください」と言うのとでは、クライアントの体験はまったく異なってきます。(引用: 前掲書 p.132 )
・ 言葉は私たちの認識を変えます。身体に関して言えば、言葉は身体を分割し、明確化します。その結果、分割された部分を制御可能にします。たとえば、身体のある部位が「肩甲骨」と名づけられ、他から区分されると、その部分の操作が可能となります。「体幹語」のボキャブラリーを豊かにすることで、体幹における知覚・運動能力は実際に向上します。(引用: 前掲書 p.133 )
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1 月 16th, 2010 by
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昨日、新恵比寿クラス「ボディワーク入門講座/ロルフ・メソッドに学ぶ」(主催: 読売・日本テレビ文化センター恵比寿/講師: 斎藤瑞穂、小川隆之)が開講しました。
18名の方々にご参加いただき、ご質問も多く、活気のあるクラスになっていきそうで、とても楽しみです。
初回の昨日は、カリキュラムの説明を行った後、「ボディワーク」(参照: 『これがボディワークだ』 p.2-5 )や筋膜のロケーションなどについて説明しました。その後、実技練習として筋膜の触察(参照: 『ボディワーク入門』 p.37-38 )と簡単な施術(参照: 『ボディワーク入門』 p.44-45 )を行いました。
ボディワークについての説明では、「ボディワーク ≠ 治療技法」(参照: 『これがボディワークだ』 p.130-131 )ということを強調しました。またボディワーカーとクライアントの在り方・関係性(参照: 『これがボディワークだ』 p.129-130 )について、身体教育の観点から「一人称」「三人称」(参照: 『これがボディワークだ』 p.123-124 )という言葉を用いて説明しました。
実技練習では、参加者のほとんどの方が筋膜操作を初めて体験されたにも関わらず、かなり上手い施術(筋膜の触察&リリース)をされていました。
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1 月 11th, 2010 by
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・ 胸郭の変形は腹壁筋群の緊張による場合がある。たとえば胸郭前面の陥没(胸椎後湾を伴う)は腹直筋の、胸骨角の狭小は外腹斜筋の、その拡大は内腹斜筋の緊張が関わる。それゆえ第1セッション(参照: 『これがボディワークだ』 p.62-68、80-85 / 『ボディワーク入門』 p.27-29 )ではなく、第5セッションにおいて胸郭の形状が整うことが多々ある。
・ 大腰筋に対しては、第3セッション(参照: 『これがボディワークだ』 p.74-80 )で外側及び後部線維(腹部外側面から、腰方形筋に関わって/クライアントは側臥位)、第4セッションで停止部とその付近と(小転子上及び恥骨筋の前側で/クライアントは側臥位)、第5セッションで起始部と筋腹の広範囲と(腹部前面から/クライアントは背臥位)に働きかけることが出来る。この筋に対しては、このように繰り返し働きかける価値はある。
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1 月 10th, 2010 by
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本日から、「触察解剖学講座」(主催: OPENPATH / 講師: 斎藤瑞穂、小川隆之)がスタートしました。恵比寿のタンゴスタジオ "STUDIO-J" をお借りして、1月から3月まで全6回のシリーズで開催する予定です。
本講座は、これまで OPENPATH が開催してきた「触察マラソン」「触察ベーシック」などと同様、「触れることの出来る筋肉にひたすら触れる」といった実習メインの内容です。今回の参加者の皆様は、プロの臨床家及びプロを目指していらっしゃる方も多いので、少しでも実践で役立つ触察技術をお伝えできたらと思っています。
今回のシリーズでは、触察対象として、呼吸運動とリーチ動作に関わる筋群の中から、22の筋肉(とそれらに関わる骨)を選択しました。第1回の今日は、触察手順(触れ方―触覚を抑制し、固有感覚を用いる―も含めて)の説明を最初に行ってから、触察実習に入りました。
触察実習では、鎖骨、胸鎖関節、肩鎖関節、肩甲棘、胸骨柄、第1・2肋骨、大胸筋(鎖骨部、胸肋部、腹部)の触察を行いました。大胸筋の触察では、肩関節の屈曲・伸展などにおいて、鎖骨部とそれ以外の部分に異なる働きがあることを確認しました。
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1 月 6th, 2010 by
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1月13日、父が白内障と硝子体出血で手術を受けることになりました。昨日はそのことで担当医に面接を申し込み、父と同伴で詳しい説明を受けてきました。
父の視力は以前からかなり落ちており、特に左目は視力が 0 だそうです。担当医によると、左目の白内障と、硝子体の出血を取り除くための手術を行わなければならない状態で、しかしそれに失敗し左目が完全に失明すれば(担当医からはその可能性を示唆されました)、視覚を弱視の右目だけに頼らなければなりません。それで前もって、右目の視力を少しでも良くするためにレーザー治療を続けてきました。
先頃、担当医から連絡があり、左目の手術を勧められました。右目の回復は十分ではないのですが、現状では手術を受けるのが賢明だとのことでした。
担当医から説明を受けた後、父と話しましたが、自覚的には「目はちょっと不便だけど大したことはない」とのことでした。ところが詳しく話を聞いてみると、何をするにも普段から「だいたいの見当で」動いているといいます。
父は入院中の母を見舞うため、自転車とバスと電車を乗り継ぎ、ほぼ毎日、片道2時間近くの道程を通っているのですが、その間の移動はほとんど「カン」に頼っているとのことでした。
昨年まで畳職人だった(昨年をもって引退しました)81歳の父は、畳の寸法を測る要領で、様々な物の長さ・大きさをちょっと遠目で目測し、ミリ単位(というのは、家にはそれより小さい単位が測れる道具がないので・・・)まで正確に言い当てることが出来ます。こうした父の目測も、恐らくは「カン」によるのでしょう。
父は12日に入院し13日に手術を受けますが、そうなると母をしばらく見舞えないというので、最近は毎日、母の病室に長居しているようです。
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