触察手技/触覚的世界の展開

2 月 14th, 2009 by baucafe

 触察手技は、解剖学書的な平面世界を大した参考にはできません。
 解剖学書は言ってみれば、世界に対する世界地図のようなものです。地図の上を旅することは不可能です。
 たとえ触察の旅を同じ地点から始めても、また同じ目標へ向けたとしても、触察手技の先には、手指の進入する角度・深さ・動きなどによって全く異なる触覚的世界が展開します。
 たとえば、大腿筋膜張筋と縫工筋の間から大腿直筋の起始へ向かったとしても、大腿直筋をどう越え、大腿動脈をどう避けるかによって、大腿骨頭への経路は全く違ってきます。
 長内転筋と薄筋の境界から始めても、指先がほんの数度傾けば、行き着く先が大内転筋であったり短内転筋であったりします。

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