Mitaka(ミタカ)とは、仮想宇宙空間シミュレーションソフトウェアである。元々日本の国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトが、同天文台内にある立体的に宇宙空間を見ることができる映画館の為のソフトウェアとして開発した。2005年2月1日には一般向けに、同プロジェクトの公式ウェブサイトで公開。その後2007年5月11日にはソースコードも公開され、オープンソースソフトウェアとなった。
現在開発は、元・国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト所属の加藤恒彦(かとう つねひこ、現・大阪大学レーザーエネルギー学研究センター所属)が、個人として行なっており、「Mitaka++」として彼個人のサイトで公開されている。また国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトの公式サイトでも"Mitaka++"のバージョンアップを反映する形で、「MItaka」と言う名称でバージョンアップしたものが公開されている。
"Mitaka++"の他に、派生版として機能拡張やMac OS X版でも利用できるようにした「Mitaka Plus」や、有償版の「Mitaka Pro」と言うソフトウェアもある。この2つは、いずれも元・国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト所属の高幣俊之(たかへい としゆき、現・独立行政法人理化学研究所所属)が、個人で開発・公開を行なっている。
名称の由来
開発者達が「日本で作成されたソフトウェアである」と言う意味を込めて和名にしたかったため、話し合いの結果、ソフトウェアが国立天文台"三鷹(みたか)"キャンパスで作られたことから、その地名を取って「Mitaka」と付けられた。機能
宇宙空間を様々な角度や時間軸を変えて見る事ができる他、惑星の指定した地点に降りてそこからの空の眺めを表示したり、実際打ち上げられた惑星探査機の航路を表示させたりすることができる。地上へ降りれば過去・現在・未来の星空を見ることもできる。その他公式サイトからデータをダウンロードすれば地球及び火星の緯度・経度・高さを表示させることもできる。歴史
- 2003年6月 - 国立天文台の4次元デジタル宇宙シアターで一般公開
- 2005年2月1日 - ベータ版公開
- 2005年7月16日 - 日本科学未来館で上映開始
- 2006年7月20日 - つくばエキスポセンターで上映開始
- 2006年11月25日 - 地球と火星に関する地形のデータ公開
- 2007年4月28日 - 国立天文台の"4D2U立体ドームシアター"での一般公開開始
- 2007年5月11日 - 正式版公開。ソースコードも公開。
- 2007年9月2日 - 開発が加藤恒彦に移行。以後"Mitaka++"のバージョンアップをそのまま反映。
- 2007年12月21日 - 「2007年 窓の杜大賞」銀賞受賞
バージョン
関連書籍
- 『パソコンで巡る137億光年の旅~宇宙旅行シミュレーション』国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト/監修、平松裕子/編(インプレスジャパン、2007年8月)
- 『パソコンで3D宇宙ツアー』阿久津良和、永田一八、澤村徹/著(毎日コミュニケーションズ、2007年12月)
外部リンク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』