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ニコンの銀塩一眼レフカメラ製品一覧って?

ニコンの銀塩一眼レフカメラ製品一覧は、ニコンの発売してきた銀塩フィルムを使う一眼レフカメラを扱う。


ニコンの一眼レフカメラには、メインのフォーマットがデジタルに移行した現在でも「ニコンFマウント」の規格が採用されている。ニコンFマウントは1959年に発売されたニコンFで採用されたもので、機能に制限が付く場合があるものの、最新のレンズをニコンFで使ったり、初期のレンズを最新のデジタル一眼レフカメラで利用できる。


<small>※使用できない(装着できない)組み合わせも少なくないことに注意、中にはレンズやボディを損傷してしまう組み合わせも極少数ながら存在する。特に、最近発売された「Gタイプ」及び外部メーカーのGタイプ互換レンズは絞り環を持たないため、ボディ側で絞り制御ができない機種では装着はできても使用は出来ない。詳しくは公式ページで確認のこと。</small>


「不変のFマウント」の言葉に代表されるようにオートフォーカス化などでマウントそのものを変更してきた他社と比較すれば新旧モデル間、マニュアルフォーカスとオートフォーカス間、銀塩とデジタル間におけるレンズとボディの互換性は高いが、CPUレンズ(マウントに設けられた電気接点を介してレンズ情報などをボディと通信可能なレンズ)装着時のみ露出計が動作する、あるいは露出モードが制限される機種がある、初期のオートフォーカス機は後に登場したオートフォーカス駆動用モーター内蔵レンズが動作しない、逆に最近はオートフォーカス駆動用モーター内蔵レンズでしかオートフォーカス動作しない機種も登場している、など、互換性に関しては年々混乱が見られるようになってきている。



ニコンF(一桁台)シリーズ

ライカ判一眼レフカメラ。


ニコンFシリーズの1桁ナンバーはニコン銀塩カメラのフラッグシップモデルに冠せられ、ニコンFからニコンF6まで6モデルがある。「F一桁」(エフ・ヒトケタ)とも呼ばれる。全てバヨネットマウントの「ニコンFマウント」で統一されている。旧連動式レンズはAi方式露出計連動に対応する連動爪が邪魔になってニコンF5以降のボディーには取り付けできないが、連動爪を可倒式にするカメラボディ改造サービスを提供しており可倒式改造でほとんどのレンズが使用可能となる。

ニコンF

基本的にはニコンSPのボディを左右に二分割し、間にミラーボックスを挟んだ「一眼レフ版ニコンSP」といった設計である。それまでのカメラと違いほぼ100%のファインダー視野率、ファインダー交換可能、ミラーアップ機構の搭載、自動絞りなどユーザーにとって使いやすく、アタッチメントやアクセサリを活用することで多くの場面に利用できる。

カメラとして報道分野などのプロユースでも広く使われ、特に1964年に行われた東京オリンピックでは、多くの超望遠レンズによる迫力ある写真を提供したことによってその地位を確たるものにした。


亀倉雄策氏がデザインを担当し、ニコン製品として初めてグッドデザイン賞を受賞した。


ニコンFマウントが初採用されたモデル。


露出計内蔵ファインダーは測光素子の寿命が尽きているものが多いものの、ボディー本体には消耗的な電子部品による寿命の制約がなくまた構造に無理がなく各部品が頑強なため、発売後50年近く経つ今でもメーカーの補修用部品在庫の範囲で修理が可能。またパーツを生産しオーバーホールする修理専門店が比較的多くあり、このため中古品としては比較的高額で売買されている。


裏蓋は取り外し式で通常のパトローネ入りフィルムのほかフィルムマガジンも使用可能。初期生産モデルはシャッター幕がゴム引き布幕(その後はチタン幕)で、製造番号640万台の最初約100台がこれに相当すると見られている。オーバーホールされている機体が多いため、初期ロットでもセルフタイマーレバーや巻き上げレバー等に後期の部品が使用されている場合がある。アポロ15号にフォトミックFTnベース、スカイラブにはウエストレベルファインダー・モータードライブ装備のNASA向け特殊モデルが使用された。レンズには窒素を封入している。

モータードライブはF-36を使用する。基本的に露出計を持たないカメラだが、露出計内蔵のフォトミック(Photomic)ファインダーを装着する事により測光が可能となる。フォトミックファインダーの電源はファインダーの電池室。


  • ニコンF(Nikon F、1959年発売) - アイレベルファインダーを装備したベーシックモデル。
  • ニコンFフォトミック - 外部測光式のフォトミックファインダーを搭載したモデル。ボディー自体はニコンFと同一。
  • ニコンFフォトミックT - TTL平均測光のフォトミックTファインダーを搭載したモデル。ボディー自体はニコンFと同一。
  • ニコンFフォトミックTn - TTL中央部重点測光のフォトミックTnファインダーを搭載したモデル。ボディー自体はニコンFと同一。
  • ニコンフォトミックFTn - TTL中央部重点測光のフォトミックFTnファインダーを搭載したモデル。レンズ装着時に絞りリングを最小絞りから開放まで往復させるだけでレンズの開放値がファインダーに伝わり開放測光が可能になる。この絞り環の往復操作を俗に「ガチャガチャ」と呼ぶ。別売のフォトミックイルミネーターDL-1を装着すれば暗所でもファインダー内の情報を照明によって読み取ることができる。ボディー自体はニコンFと同一。



ニコンF2

開発時はF'(エフダッシュ)、後にAカメラと呼ばれていた。ニコンFの改良版と表現される場合もあるが実際には全面的に設計が変更されており、互換性を保ったファインダースクリーンを除いてネジ一本に至るまで全く別の部品が使用されている。ニコンF一桁機最後にして最強の機械式シャッター機となった。ニコンFにおいて「背面寄りの位置にあり使いにくい」という声のあったシャッターボタンを前に移動し、カドのとれたフォルムにするなどより手にフィットする筐体となった。裏蓋は開閉式になったがフィルムマガジンの使用に対応したため、フィルム交換などで裏蓋を開閉するには底部のレバー操作が必要である。シャッター速度は10秒~1/2000秒。10秒~2秒はセルフタイマー併用、1/80秒~1/2000秒は中間速度も使用可能である。横走りシャッター機は横に動く被写体を自然に写し込む特徴があり、電池切れによる影響が少ないため、厳冬期においていまだに愛用するプロカメラマンが多い。スピードライト(ストロボ)には1/80秒以下のシャッター速度で同調する。巻上機構は分割巻き上げが可能で、レバーにはプラスチックの指当てが付く。ニコンFの欠点であった望遠レンズ使用時のミラー切れ対策としてミラーは大型化され、昇降機構も改良された。モータードライブは無調整で装着できる複数の機種が用意された。その他250枚長尺フィルム、750枚長尺フィルムに対応するフィルムバックとの背板交換、絞りリングをサーボモーターで直接操作する機構でシャッター優先自動露出撮影を可能にした「EEコントロールユニット」など、多くの機能を利用できるシステムカメラだった。

露出計内蔵ファインダーは測光素子の寿命が尽きているものが多いものの、ボディー本体には消耗的な電子部品による寿命の制約がなく、また構造に無理がなく各部品が頑強なため、今でもメーカーの補修用部品在庫の範囲で修理が可能。またパーツを生産しオーバーホールする修理専門店が比較的多くある。シャッター耐久性能は公称値15万回、社内規格としては実に20万回という数値を設定して企画されたが、高速側のシャッタースピードは使用過程で調整が必要となるので適宜調整は必要である。


単にニコンF2と呼んだ場合は露出計のないアイレベルファインダーDE-1を装着したタイプを指すが、ニコンF2では当初からフォトミックファインダー搭載のニコンF2フォトミックを標準としており、生産開始当時からTTL測光が可能なF2フォトミックシリーズがリリースされた。ボディ本体下部に電池室が設けられファインダーには電池室が不要となりファインダーが小型化された。ニコンF3が登場した1980年に生産を終了。

  • ニコンF2フォトミック(Nikon F2 Photomic、1971年発売) - フォルミックファインダーDP-1を搭載したモデル。測光素子はCdS、表示は指針式。別売のフォトミックイルミネーターDL-1を装着すれば暗所でもファインダー内の情報を照明によって読み取ることができる。
  • ニコンF2(Nikon F2、1971年10月発売) - アイレベルファインダーDE-1を装着したモデル。
  • ニコンF2フォトミックS(Nikon F2 Photomic S、1973年発売) - フォルミックファインダーDP-2を搭載したモデル。測光素子はCdS、表示はLED式。EEコントロールユニットDS-1併用によりシャッタースピード優先自動露出撮影可能。
  • ニコンF2フォトミックSB(Nikon F2 Photomic SB、1976年発売) - DP-2の測光回路をSPDに近代化しかつ小型化したフォルミックファインダーDP-3を搭載したモデル。測光素子はSPD、表示はLED式。EEコントロールユニットDS-1併用によりシャッタースピード優先自動露出撮影可能。
  • ニコンF2フォトミックA(Nikon F2 Photomic A、1977年発売) - DP-1をAi方式に改良したフォルミックファインダーDP-11を搭載したモデル。別売のフォトミックイルミネーターDL-1を装着すれば暗所でもファインダー内の情報を照明によって読み取ることができる。同世代の中級機であるニコンEL2・ニコマートFT3から採用されたAi方式(Automatic maximum aperture Indexing)で開放絞り情報をレンズからカメラ側に伝えられるようになったため、「ガチャガチャ」は不要となった。
  • ニコンF2フォトミックAS(Nikon F2 Photomic AS、1977年発売)DP-3をAi方式に改良したフォトミックファインダーDP-12を搭載したモデル。EEコントロールユニットDS-12併用によりシャッタースピード優先自動露出撮影可能。同世代の中級機であるニコンEL2・ニコマートFT3から採用されたAi方式(Automatic maximum aperture Indexing)で開放絞り情報をレンズからカメラ側に伝えられるようになったため、「ガチャガチャ」は不要となった。
  • ウエムラスペシャル - 植村直己の北極犬ぞり横断に際して防寒対策がとられた特殊モデル。
  • ニコンF2チタン - 外装部品にチタンを使用した。
  • 高速モータードライブカメラ - 専用モータードライブと固定式ハーフミラーの採用で10コマ/秒の連続撮影が可能。




ニコンF3

電子制御式シャッター・絞り優先AEをF一桁として初めて搭載。「スーパー・ニコン」の宣伝文句で、20年以上の長期にわたって販売されたモデルである。ニコンではニコマートELにおいて初の電子制御式シャッターとしてコパル製の縦走りシャッター「コパルスクエアSE」を採用したが、ニコンF3では自社設計による横走りシャッターを採用している。シャッター幕はチタンで、開口時間はクォーツを組み込んだCPUで制御される。使用可能なシャッター速度は8秒~1/2000秒、スピードライト(ストロボ)は1/80秒以下のシャッター速度で同調する。ニコンFやニコンF2と同様ファインダーの交換が可能である。ファインダーに測光機構を持つニコンFフォトミック、ニコンF2フォトミックと異なり、測光機構はボディ内部にある。メインミラーの一部がピンホールになっておりそこを通過しサブミラーを通じてミラーボックス下部のSPDに光を導く方式で、この「ボディ測光」によりニコンF3はすべてのファインダーでTTL測光ができる。ハーフミラーでなくピンホールミラーなので円偏光フィルターではなく通常のPLフィルターを使用できる。測光方式は中央部重点測光だが中央重点度が高く、スポット測光的である。

TTL自動調光も一部のスピードライトで可能となった。クリップオンタイプのスピードライトはニコンF2と同様に巻戻しクランクの直上部に装着する方式。ただしニコンF3独自規格で、ニコンF2に使用できたスピードライトや一般のJIS規格ホットシュー付ストロボはそのままでは使えずガンカプラーが必要である。またフィルム交換のたびにスピードライトを取り外す必要があった。報道用のニコンF3Pはペンタプリズム部にホットシューを装備して汎用品のストロボが使用可能となり、フィルム装填時のスピードライト脱着を不要としている。


自動車のデザインなどで著名なイタリアのデザイナー、ジウジアーロ(Giorgetto GIUGIARO)がデザインを担当。モータードライブと本体を一体で設計し、高速化と静穏化、巻上機構の最適化、制御のコンピュータ化、自動巻き戻し、表示の液晶化を実現した。右手で保持する部分に盛り上がった手がかり(グリップ)を設け、さらに赤いラインを入れるなど、従来のニコン一眼レフとは一線を画したモダンな外観となっている。グリップ部の表皮は、発売当初はメルセデス・ベンツのステアリングに採用されていた柔らかい素材が張られていたが、途中からゴム素材に変更されている。


バリエーションモデルとしては下記のモデルがリリースされている。


  • ニコンF3(Nikon F3、1980年発売) - ベーシックモデルでアイレベルファインダーDE-2を搭載している。
  • ニコンF3ハイアイポイント(Nikon F3 High-eye Point - 眼鏡使用時でもファインダー視野が確保できるよう低倍率ハイアイポイント仕様のアイレベルファインダーDE-3を搭載したモデル。F3HPと略称される。
  • ニコンF3/T(Nikon F3/T、1982年発売) - 外装をチタンとしたモデル。「チタンカラー」「ブラック」のカラーバリエーションがある。特殊モデルだったニコンF2チタンと違い、通常モデルとして生産された。ニコンF3Pと同様に、各部の防滴性能強化が施されている。ファインダーはハイアイポイント仕様でチタン外装のDE-4。
  • ニコンF3AF(Nikon F3AF、1983年発売) - ニコン一眼レフ初の市販オートフォーカスモデルでオートフォーカスファインダーDX-1を搭載している。モーター内蔵のオートフォーカスレンズ(AiAF80mmF2.8S・AiAFED200mmF3.5S)を併用することでオートフォーカス撮影が、F3.5より明るいレンズでフォーカスエイド撮影が可能。オートフォーカスファインダーDX-1以外のニコンF3用ファインダーも装着可能だが、その場合は通常のニコンF3と同等の性能になる。逆にオートフォーカスファインダーDX-1を通常のニコンF3に取り付けた場合、F3.5より明るいフォーカスエイド撮影が可能になる。
  • ニコンF3P(Nikon F3P、1983年発売) - F3HPを基本に各部仕様を特化した報道向けモデルでDE-5ファインダーを搭載している。ファインダーはチタン製の外装で、JIS規格ホットシューが追設される。セルフタイマーや多重露出レバーの省略、各部の防滴性能強化などがなされる。
  • ニコンF3リミテッド''(Nikon F3 Limited、1993年) - ニコンF3Pが一般向けに限定販売され、外装に「Limited」の刻印がある以外はニコンF3Pと同一仕様。ニコンF3Lと略称される。。
  • ニコンF3H(Nikon F3H、1996年発売) - ニコンF3Pをベースにクイックリターンミラーを廃し固定式ハーフミラーを採用、専用モータードライブMD-4Hとの併用で13コマ/秒の連続撮影が可能なハイスピードモータードライブモデルでDE-5ファインダーを搭載している。スポーツ報道などの特殊用途向けとして限定販売。販売時価格は48万円。生産台数は500台程度と言われている。
  • ニコンF3ラピタ(LAPITA 2000 MEMORIAL EDITION、2000年に発売) - 限定モデルでDE-3ファインダーを搭載している。ニコンF3最後の限定モデル。小学館の雑誌「ラピタ」が愛読者向けに100台限定で発売した。「LAPITA 2000/MEMORIAL EDITION」の刻印、グリップの赤ラインが緑ラインになっているのが特徴。
  • ビッグカメラ - NASAからスペースシャトルに載せるカメラの発注があり製造された特殊カメラ。長尺フィルムバッグを装着しているためこう呼ばれる。
  • スモールカメラ''' - NASAからスペースシャトルに載せるカメラの発注があり製造された特殊カメラ。


後継のニコンF4が発売されても並行して製造が続き、ニコンF5が発売されて以降も製造され、F一桁シリーズでは最長の20年に渡って製造された。そのため短期間だがニコンF3・ニコンF4・ニコンF5が並行して販売されていた時期があり、3機種が同時に掲載されたカタログも存在する。しかし採用されている電子部品の調達が困難になったこと、その部品の性能試験装置のメンテナンスがこれまた部品の枯渇により不可能になることなどから2000年に製造を終了した。



ニコンF4

ニコンF一桁シリーズ初の本格的オートフォーカス機構を搭載したカメラで、予測駆動フォーカスも可能となっている。ボディデザインはジウジアーロ。基本操作はニコンF3以前のマニュアル機の感覚そのままに使えるよう配慮されている。F一桁で初めて外装にエンジニアリングプラスチックを採用。ニコンFAで世界で初めて採用された多分割測光(マルチパターン測光)機能を搭載、改造Aiを除くAi/Ai-Sレンズでマルチパターン測光が可能な唯一のF一桁機であった(後継のニコンF5では不可だったが、ニコンF6では可能になっている)。F一桁機として初めて縦走りシャッターを採用し、使用可能なシャッター速度は8秒~1/8000秒、スピードライトは1/250秒以下のシャッター速度で同調する。フィルム巻き上げ機構が自動化されていること、明るくピント合わせがしやすいファインダー、マニュアルフォーカスレンズでマルチパターン測光が可能であること、シャッター速度が速く後のモデルにも見劣りしないこと、F一桁機で初めてペンタプリズム頂部にホットシューを標準装備しクリップオン式スピードライトの使用が容易になったことなどによりマニュアルフォーカス使用時の操作性はニコンF5以上であると言われ「(オートフォーカスも使用できる)最高のマニュアルフォーカス機」として今日でも愛用する人が多い。

細かな弱点としては、オートフォーカス機構組み込みのためかシャッターのタイムラグがニコンF3以前よりわずかに長く、報道(特にスポーツ報道)関係者の中には違和感を覚える例もあった。ライバルのEOS系に比べオートフォーカスの速度が遅いなどと言われることもあったが、暗所などの悪条件下ではEOSよりフォーカス精度が高いと評価する声もあった。


バリエーションモデルは以下の3モデルがある。バッテリーパックの違いによるもので、バッテリーパックは交換可能である。

  • ニコンF4(Nikon F4、1988年9月発表、12月発売) - 単3電池4本使用のベーシックモデル。
  • ニコンF4S - 単3電池6本使用。
  • ニコンF4E - 単3電池6本使用。



NASAのスペースシャトルにも船内活動用として採用されている。


1996年、後継機であるニコンF5の登場とほぼ同時に製造終了。



ニコンF5

1996年10月発売。ニコンで初めて多点測距(5点)のオートフォーカスが採用されるとともに色情報と被写体までの距離を計算に含めて測光する「3D-RGBマルチパターン測光」が採用され測光精度の向上が図られた。F一桁機で初めて露出調整などの操作がコマンドダイヤル式になり、軍艦部に液晶表示部を備えたのも特徴。

3D-RGBマルチパターン測光が使用できるレンズは、DタイプレンズとGタイプレンズのみで、Ai、Ai-s、Ai-P、改造Ai、DとG以外のオートフォーカスレンズを装着した場合には機能しない。レンズがCPUレンズの場合はRGBマルチパターン測光として機能し、それ以外は中央部重点測光として機能する。コマンドダイヤル式のためオートフォーカスレンズ使用時には1/2段や1/3段の露出調節が簡単確実にできるようになった。


他の機種ではオプションであることが多いバッテリーパックをボディと完全に一体化し、さらにモーターを効率よく配置するなどして最高秒間8コマの連続撮影が可能となっている。電池が消耗してもフィルムの巻き戻しができるよう手動巻き戻しクランクも併設されている。


同時期のニコンF100とカタログ上のスペックが変わらないことから価格差に疑問を持つユーザーも多かったが、シャッターモニター機能を搭載しておりシャッターが切られる度に速度を測って誤差を修正する機能が付いている等スペックに現れない部分への配慮や強化はされている。また、シャッター耐久はニコンF4の10万回から15万回へと引き上げられた。コマ送りをニコンF100のように電気的に送るのではなく機械的に送り、非常に高い精度を確保していることもニコンF5の強みといえる。


NASAのスペースシャトル計画でも船内・船外で使用されている。1999年にはSTS-103(ディスカバリー)に潤滑剤以外ほぼ市販品そのままのニコンF5が、2001年には米EastmanKodak社によるデジタルカメラ仕様のニコンF5本体とニッコールレンズなどが搭載された。


マニュアルフォーカスの性能はニコンF4と同等とされていたが、実はファインダー倍率がやや低い。これをユーザー側から指摘されたため、ニコンがカタログ表記のスペックを改めるという一幕もあった。


1999年デジタル一眼レフカメラ「D1」シリーズが発売されると、報道関連での主力は急速にデジタルへと移行し、ニコンF5は2006年をもって生産が終了した。



ニコンF6

2004年発売。それまでF一桁モデルを愛用していた報道をはじめとするプロカメラマンの多くがデジタル一眼レフへと移行したことによりその登場が危ぶまれていた。カメラとしてのあらゆる性能を追求したモデル。2000年から発売されているキヤノンのEOS-1Vが唯一のライバルであり、お互いに貴重な名機と見る向きもある。

背面に大型液晶ディスプレイを配置することで各種設定がやりやすくなるよう配慮。従来モデルでは別売だったデータバックも標準装備となった。さらに「ニコンF100と同じサイズのF一桁機をつくる」とのコンセプトにより、ニコンF5では一体型だったバッテリーパックを分離。大型バッテリーパックなしの状態ではニコンF5よりはるかに軽量になっている。また固定式ファインダーの採用で更なる防塵・防滴性能の向上が図られている。その一方手動巻き戻しクランクは残され、カメラに非常事態が生じた場合にも撮影済みの写真については手動で巻き戻して取り出せる。


オートフォーカス測距点は11点。焦点距離と開放F値を入力・設定することにより、マニュアルフォーカスレンズレンズでもRGBマルチパターン測光が可能になっている。これはニコンF5で省略された機能の復活であり、マニュアルフォーカスレンズを多く持つユーザーには特に喜ばれた。


またニコンF6は操作音にこだわって開発されており、シャッター音はもちろん裏蓋の開閉音すら丁寧に解析し、ユーザーの操作に対する心地よさを追求している。



ニコレックスシリーズ

ニコン一眼レフで最初の普及機(中級機)。低価格を実現するための工夫により、結果としてユニークな製品群となった。

まず、このシリーズが企画された当初は、社外から購入できるユニット化されたシャッターはレンズシャッターしかなかった。しかし、レンズシャッターを採用すると、フォーカルプレーンシャッター用であるFマウントレンズも使用できなくなる。もちろん、専用交換レンズを揃えるとしても、すべてのレンズにシャッターを内蔵する必要があり、レンズの単価は高価になってしまう。そこでまずはレンズ交換を諦め、必要な時はレンズの前面に取り付けるコンバージョンレンズを併用することとして、ニコレックス35を発売した。後にフォーカルプレーンシャッターを採用してFマウント交換レンズに対応したニコレックスF、ズームレンズを固定装着したニコレックスズーム35などと展開していった。このシリーズでニコンは初めて最終組立まで社外に外注した。


  • ニコレックス35(NIKKOREX35、1960年3月発売) - シチズンのレンズシャッターを使用したレンズ固定式の一眼レフ。クイックリターンミラーではなかった。外光式のセレン光電池のシャッター、絞り連動の露出計を装備していた。レンズは50mmF2.5で、35mmF4と90mmF4に変換するフロントコンバージョンレンズが用意されていた。コスト削減のため光学ガラス製のペンタプリズムではなく3枚のミラーを使うポロミラー式のファインダーを持つ。シチズン製シャッターと他のメカとの相性が悪く、故障が多かったためにニコレックス35IIに切替られた。1年半に2万2520台生産された。


  • ニコレックス35II(NIKKOREX35II、1962年4月発売) - カメラとしてのスペックはニコレックス35と同様だが、シャッターをセイコー製に変更、内部のメカニズムは簡素化され、信頼性は向上した。また外観の金型を修正しイメージを変えている。しかし前作の不評を払拭するには至らなかった。2年で4万2955台生産されたが一時は1万2000台の在庫を抱え、値下げに踏み切るほどだった。


  • ニコレックスF(NIKKOREX F、1962年6月発売) - コパル(現在の日本電産コパル)のユニット型フォーカルプレーンシャッター「コパルスクエア」を使用した一眼レフで、初のニコンFマウントの普及機。コパルのフォーカルプレーンシャッターユニット化を支援し優先使用権を与えられたマミヤ光機(現在のマミヤ・オーピー)が製造を担当した。なおコパルスクエアと言ってもニコマートFTとは違う型のシャッターなので、通常の位置にシャッターダイヤルがある。セレン光電池による外付け露出計が存在する。3年で4万8975台生産された。


  • ニコレックスズーム35(NIKKOREX Zoom35、1963年2月発売) - ニコレックス35IIのボディーに43-8mmF3.5のズームレンズを装備したカメラ。カメラとしては成功しなかったが、ズームレンズはFマウント用に改良されて初期ズームレンズの中でベストセラーとなり、改良を受けながら1980年代まで生産された。


  • ニコンオート35(Nikon AUTO 35、1964年9月発売) - ニコンの一眼レフで最初にシャッター優先AEを実現したカメラ。装着されたレンズは48mmF2で、35mmF4と85mmF4に変換するフロントコンバージョンレンズが用意されていた。レンズシャッターの一眼レフでは技術的に難しいクイックリターンミラーを実現した。このカメラのファインダーは通常と同じペンタプリズムによるものだが、ペンタプリズムの屋根を突出させないフラットなデザインになっている。



ニコマートFTシリーズ

OEM供給を試みたニコレックスシリーズの失敗をふまえて開発されたニコンFマウント廉価版一眼レフ。ニコマートELの電子シャッター等ニコンFシリーズに先立って新しい機能を投入されることもあった。コパル製縦走りシャッター等汎用部品を使ってコストダウンしつつもニコン基準の品質を死守するため開発製造はニコンで行われている。


機械式シャッターを備えたニコマートFT系と、電子シャッター・絞り優先AEを備えたニコマートEL系がある。ニコマートFT系はニコン一眼レフで唯一、レンズマウント周囲に設置されたリングでシャッター速度を調節する独特の操作方式を持つ(後のオリンパスOMシリーズが同様の方式を採用)。


ニコマートELWの後継機種はニコマートではなくニコンEL2となった。その後ニコマートFT系はニコンFMに、ニコマートEL系はニコンFEに引き継がれた。


倒産したコンビニエンスストアチェーン「ニコマート(Nikomart)」とは何の関係もない。なお輸出モデルは「Nikkormat」という名前で販売された。


  • ニコマートFT(Nikomat FT) - 前板とミラーボックスのダイキャストを一体化するなどユニット・アッセンブリーを多用しコストダウンに気を配りながらも、品質面でも妥協をしない作りからヒットとなった。コパルスクエアSシャッター(カム軸がシャッター面と垂直に交わる設計)を採用した結果シャッターダイヤルがマウント基部に配置されているのも特徴。平均測光露出計内蔵。


  • ニコマートFS(Nikomat FS) - ニコマートFTから露出計とミラーアップ機構を省いたモデル。ニコマートシリーズ中で露出計がないのはこの機種だけである。発売から数十年が経つ現在ニコマートシリーズの露出計は故障している個体が多いため、修理できない箇所の少ないニコマートとして比較的高値で取引される。


  • ニコマートFTn(Nikomat FTn) - ニコマートシリーズでは初めて開放F値補正操作を取り入れ、絞り環を往復させるだけで開放F値の設定が完了する。またニコマートシリーズで初めて中央重点測光が取り入れられた。


  • ニコマートFT2(Nikomat FT2) - ニコマートFTnの改良型で固定ホットシューの採用、シンクロソケットの単一化・タイムラグ自動調整、水銀電池から酸化銀電池への使用電池の変更がされている。生産はさほど多くないがニコマートFTnより現代的でストレスなく使える。


  • ニコマートFT3(Nikomat FT3、1977年3月発売) - ニコマートFT2をAi化したモデル。同じ年の5月に後継のニコンFMが発売されたため生産はかなり少なかった。ニコマート最終機種であり、最初で最後のAi方式のニコマートとなった。



ニコマートELシリーズ

  • ニコマートEL(Nikomat EL) - ニコン初の絞り優先AE機(ニコン初のAE機はニコンオート35)。電子シャッター制御で、調整範囲は1/1000~4秒(無段階)、電池がないときは機械式の1/90秒のみ使用可能。ニコマートFT系と異なりシャッターダイヤルが軍艦部にある。電池ボックスがミラーボックスの中にある。


  • ニコマートELW(Nikomat ELW) - ニコマートELをオートワインダーAW-1対応としたモデル。ニコンカメラでは伝統的に巻き上げレバーの予備角引き上げで露出計の電源をONしていたが、本機ではオートワインダー連携のためシャッターボタン周囲のリングで電源のON/OFFが出来るように変更された。


  • ニコンEL2(Nikon EL2) - ニコマートELWをベースにAi化したモデル。仕様面での変更は地味な印象だが、技術面では受光素子がこれまでのCdSからSPDに変更、ニコンで初めて本格的にFPC(フレキシブル・プリント基板)を採用等多くの新機軸が採用されている。開発はニコンFEと併行して行われ、露出制御ICはニコンFEと共用することを念頭において開発された。なお名称は「ニコン」だが、このモデルまでは「ニコマート」シリーズと見なされる場合が多い。



ニコンFMシリーズ

縦走り機械制御式シャッターを積んだマニュアル露出・マニュアルフォーカスのシリーズ。1970年代半ば、各社の一眼レフは小型化が流行となっており、ニコンFMシリーズ各モデルはそれに対応した製品と言える。ニコマートFTシリーズの後継機と言えるが、さらにコンパクトになり、取り回しの良いバランスのとれたサイズである。F一桁機に比べ小型で安価だが、精度と耐久性が高く、プロカメラマンが使用する例も多かった。姉妹機種として電子シャッターや絞り優先AEを搭載したニコンFEシリーズがあるが、2001年に発売されたニコンFM3Aで両シリーズは統合された。

  • ニコンFM(Nikon FM、1977年発売) - レンズの絞り値をカメラ本体に伝える機構としてAi方式(Automatic Maximum Aperture Indexing:開放F値自動補正方式)を前提とした初の機種(採用した初の機種はF2photomic AとNikomat FT3)。ニコンFMの登場によりレンズのAi方式化が一気に進み「ガチャガチャ」方式は姿を消す事になる。ニコンFMは連動レバーを倒すことで非Aiレンズも装着可能(この場合開放測光はできず絞り込み測光となる)。


  • ニコンFM2(Nikon FM2、1982年発売) - ニコンFMをベースにシャッター速度の高速化を図った機種。チタンシャッター羽根をハニカムパターンで肉抜きすることでシャッタースピード最高速1/4000秒及びシンクロ同調最高速度1/200秒を実現、どちらも当時の一眼レフの中で最高速だった。シャッター高速化は日中シンクロ撮影の多い報道カメラマンからシンクロ速度向上の強い要望を受けて開発されたものであり、最高速度1/4000秒の実現はシンクロ速度高速化の副産物と言えるものであった。<br/>


Ai連動レバーは固定式となり、非Aiレンズは装着できなくなった(ニコンNewFM2、ニコンFM3Aも同様)。2年後にニコンNewFM2へとバトンタッチしたため生産台数は非常に少ない。


  • ニコンニューFM2(Nikon New FM2、1984年発売) - ニコンFM2をさらに改良してシンクロ同調速度を1/250秒へ高速化した機種。高速化の肝はシャッター羽のかしめ位置の変更であった。前期モデルはチタン合金製9枚羽ハニカムシャッターであったが耐久性に問題があり、後期モデルと呼ばれる1992年以降のモデルではアルミ合金製7枚羽シャッターに変更となった。この変更は一般にコストダウンと捉えられている。歴代のFMシリーズ同様に写真学校生の定番モデルと言われ、長い間各校の推薦を得ていた。発売時点で既に一眼レフは自動化の流れにあったが、シンプルな機能、取り回しの良いサイズ、電源不要であることから一種のニッチを確立し、2001年にニコンFM3Aにバトンタッチするまでロングセラーとなった。

    • ニコンニューFM2/T(1993年発売) - 外装をチタン合金製に変更したモデル。


  • ニコンFM3A(Nikon FM3A、2001年7月発売) - シャッター制御は機械式と電子式のハイブリッド。全速でのメカニカル制御が可能で、スローガバナーまで備えたハイブリッド・シャッターはおそらく世界初と見られる。ストロボTTL調光やDXコード対応など2000年代のカメラとしての機能も堅実に盛り込まれ、ニコンFM系の3LED式露出計ではなく評判の良いニコンFE系のアナログ指針式露出計を採用した点も評価が高い。ニコンFM系列で初めて絞り優先オートを搭載した。FM3Aにとってメカニカル制御一眼レフであることが“主”で、絞り優先オートはあくまで“従”であるとされ、名前の"A"は通常小さな文字で記載される。とはいえユーザーサイドには「FMシリーズとFEシリーズの統合機」という見方、また表示がニコンFM系ではなくニコンFE系であったため「実質的にはニコンFE3M」という見方も存在する。


カメラ事業をデジタル主体に整理するため2006年に生産終了となった。生産終了がアナウンスされた直後から急激に中古市場での価格が上昇している。



ニコンFEシリーズ

ニコンFMシリーズの姉妹シリーズであり、ニコマートELシリーズの後継シリーズ。ニコンFMシリーズの機械制御式シャッターとLED3灯による露出計表示に対して、電子制御式シャッターと追針式表示を採用。絞り優先AEが使用できる。

  • ニコンFE(Nikon FE) - 1978年発売。キャッチフレーズは「シンプル・ニコン」。ニコンFMとほぼ同じ外観とスペックに絞り優先AEと電子シャッターを備えた姉妹機。電子シャッター機だが電池消耗時のため機械式の非常用シャッター(1/90秒のみ)を備える。この機能から誤解を受けやすいが、本機のX接点は1/125秒である。ニコンFMと同等以上にヒットし、プロのサブカメラとして使用される例も多かった。ニコンFMと同様連動レバーを倒すことで非Aiレンズも装着可能。


  • ニコンFE2(Nikon FE2、1983年発売) - ニコンFM2に対応したニコンFEの発展型。史上初の1/250秒シンクロ機。ニコンFMシリーズでは不可能であったTTL自動調光が可能(ニコンFM3AはTTL自動調光が可能)。マニュアルと絞り優先AEのみのシンプルな露出制御と見やすいアナログ指針式露出計、1/4000秒 & X250シャッター、TTL自動調光といったモダンな仕様から、バランスの取れた名機として名高い。それゆえ人気が高く、製造中止になってからしばらくは中古市場で新品時の定価以上の値で取引されていた。ただしAi連動レバーは固定式となり、非Aiレンズは装着できない。


  • ニコンFA(Nikon FA、1983年9月21日発売)- 当初ニコンFEをベースとして様々なデータ収集を行って開発され「ニコンFE2」となるはずであったが、機体価格の上昇や仕様肥大化によりニコンFM/ニコンFEとは別の新クラス機として発売された。世界初の多分割測光(5分割マルチパターン測光)機能を搭載したフルモードAE機。露出モードはプログラムオート、シャッター速度優先、絞り優先、マニュアル。測光モードとして、マルチパターン測光の他に中央部重点測光(プログラム時は瞬間絞り込み測光)も備える。但し、本機のシャッタースピード優先オートはミノルタXD・フジカAX-5・マミヤZE-Xなどに採用されていたプログラムAEである。これはシャッター速度が設定値固定でなく絞りでの露出制御限界を超えると、絞り込み再測光により高低にシフトするという内容。135mm以上の望遠レンズを装着すると、機械的な連動でプログラムラインが高速側へシフトする。マルチモード、マルチパターン測光を搭載することから愛称は「マルチニコン」。発売当時はマニュアル一眼レフとして最高ランクのスペックと完成度を持っていた。ただしニコンF3と同系統の「+」「−」のみの露出計表示や、レリーズ操作からシャッターが切れるまでのタイムラグの長さ(特に瞬間絞込み測光時)、エンジニアリングプラスチックを使用したトップカバーには一部不満の声があった。マルチパターン測光という画期的な技術により、第1回カメラグランプリを受賞。

    • ニコンFAゴールド - グランプリ受賞を記念して金メッキにトカゲ革張で少数作られた。当時の価格50万円。



ニコンEMシリーズ

ニコンFM/ニコンFEシリーズより下位のエントリーモデルとして開発された。ニコン一眼レフカメラではもっとも小さいボディを持ち、初めてエンジニアリングプラスチックをボディに本格的に用いたシリーズでもある。

シリーズ第一弾のニコンEMはエントリーモデルとして割り切った仕様としたが、発表当時の日本市場であまり受け入れられなかった反省から、続くニコンFGではフルスペック化が行われた。ただし絞り値直読窓を持たないなどあくまでニコンFM/ニコンFEシリーズの弟分という位置づけになっている。


とはいえ小刻み巻き上げが可能など、一部ニコンFM/ニコンFEシリーズを上回るスペックを持つ。


  • ニコンEM(Nikon EM) - 女性ユーザーもターゲットに入れて小型化と操作の簡略化を重視して設計され、撮影モードは絞り優先AEのみ(逆光用の露出補正ボタン付き)。ニコン一眼レフの中でオート露出専用なのはニコンEMと後年発売されたAPS規格一眼レフのプロネアSだけである。シャッターユニットはスクエア型のセイコーMFCを採用。電池消耗時の非常用として、機械式シャッター(1/90秒のみ)も備えている。ニコンとしては初のエントリーモデルで、同時期に低廉で小型軽量の交換レンズの「ニコンレンズシリーズE」もリリースされた。


外装デサインはジウジアーロにより、ニコンF3と同時になされている。専用モータードライブMD-Eとの一体化を意識したデザイン、小刻み巻き上げ可能な巻き上げレバー(中折れ式)、その中央に配置されたシャッターボタンなどニコンF3に似た特徴が多く、一部では「リトルF3」などと呼ばれていた。1979年3月、海外市場で先行発売。1980年3月、外装の意匠を一部変更し国内発売を開始。海外仕様機は貼り革の意匠が異なり、バッテリーチェックボタン・逆光補正ボタンが青い。AE露出専用の普及機だったこともあり、ニコン=プロ用高級機のメーカーというイメージが強い日本では発売当時あまり人気がなかった(先行発売された海外ではかなりの成功を収めたと言われる)。だが非常に小型軽量でシンプルであること、デザインが秀逸であること、ニコンカメラのブランド性、そして1990年代に写真家の田中長徳が著書の中で褒めたことなどから、むしろ生産終了後に人気が出た。ニコンF4を例外としてニコンEM以降の機種はレンズマウント周囲の「露出計連動レバー」が固定式になったため、非Ai方式レンズはAi改造しなければボディに装着できなくなった。


  • ニコンFG(Nikon FG) - 愛称は「プログラム・ニコン」。ニコンEMをベースにプログラムAE、絞り優先AE、マニュアル露出制御を搭載。プログラムAEは絞りを手動で変えるとプログラムシフトと称してシャッタースピード優先AE的に使用できる。この露出機構のため、自動絞り連動レバーの動きを絞り段数にほぼ比例するよう改善したAi-Sニッコールレンズが投入された。とはいえ旧Aiニッコールレンズでも自動露出を可能とするため、ミラーアップ直前に絞り込み測光を行う瞬間絞り込み測光が搭載されている。小刻み巻き上げも可能。


  • ニコンFG-20(Nikon FG-20) - 電子制御シャッターを搭載したエントリーAE機/マニュアル機。「ライトニコン」の愛称で知られる。 同じエントリー機でもAE専用のニコンEMとは違い、マニュアル露出モードがついているので作為的な撮影がしやすい。ニコンFGからプログラムAEとストロボTTL調光が省略され、ニコンFE風の針式メーターとなっている。スペック的には多重露光機能とマニュアル露出時のファインダー内情報を省いたニコンFEに近いと言える。露出モードは絞り優先AE(シャッター速度1~1/1000秒・電子制御無段階可変)とマニュアル(1~1/1000秒、1/2ステップごとに1・1/2・1/4・・・1/500・1/1000と設定できる)。X接点は1/90秒である。電子シャッター機だが、電池消耗時の非常用シャッター(1/90秒のみ)を備える。



コシナニコンシリーズ

コシナのOEM供給により開発されたマニュアル一眼レフシリーズ。名称にニコンFM/ニコンFEの名が冠されているが、本質的に別シリーズであるため、ここでは仮に「コシナニコン」と呼ぶ。

海外向け廉価版モデルとして企画されたシリーズで、当初は海外向け販売のみだった。しかし一部業者が逆輸入販売したことで人気が盛り上がり、後に日本国内でもニコンの手で正規販売されるようになった。機械シャッター機と電子シャッター(絞り優先AE)機のラインナップを持つ。


  • ニコンFM10(Nikon FM10) - リコーXR-8スーパー(コシナのOEM)相当のボディを持つ機械式シャッター機。ベースボディと比べファインダー視野枠に突出した露出表示を視野枠外にずらしてあったり、ニコンFM系でおなじみのミラーバランサーを追加するなど小改良が施されている。2006年ニコンがカメラ事業をデジタル主体に整理するのにあたり、オートフォーカス一眼レフで唯一継続生産されるニコンF6とともに唯一のマニュアルフォーカス一眼レフとして継続発売されることが決まった。


  • ニコンFE10(Nikon FE10) - リコーXR-7(コシナのOEM)相当のボディを持つ電子シャッター式絞り優先AE機。ニコンFM10と同様にファインダー視野枠突出表示の改善とミラーバランサーの追加がされている。カタログ上の説明写真ではファインダー表示部が画面に突出しているが、実機ではファインダー視野を全く削り取っていない。超低価格一眼レフとして中途半端な値段/位置づけだったためかニコンFM10に先立ち製造終了。



ニコンF3桁シリーズ

オートフォーカスを前提とした中級~普及機シリーズ。ただしニコンの販売戦略の都合でF-301、F-601Mの二機種のマニュアルフォーカスカメラを含む。フィルムのイージーローディング、巻上げ用モーターの内蔵、フィルム感度自動設定などはこのシリーズから導入された。

  • ニコンF-301(NikonF-301、1985年9月発売) - ニコン初のフィルム巻上げ用モーター内蔵一眼レフ。マニュアルフォーカスカメラだが内容的にはニコンF-501からオートフォーカス機能を取り外したものであり、オートフォーカスに対する市場動向を探る過程で先行導入された。


  • ニコンF-501(NikonF-501、1986年4月発売) - ニコンの本格的なオートフォーカス一眼レフの第一弾(試験的モデルとしてはニコンF3AFが存在する)。この機種ではまだ自社製のセンサーではなく、アメリカのハネウェル社製のTCLセンサーを使用していた。。


  • ニコンF-401(Nikon F-401、1987年年6月発売) - ニコン初のストロボ内蔵一眼レフ。この機種から自社製のオートフォーカスセンサーが導入された。また普及機としては初めてマルチパターン測光が採用された。なお非CPUのAiレンズで開放測光ができなくなった初の機種である。


  • ニコンF-801(Nikon F-801、1988年6月発売) - 幕速度2.7msの実現による史上初の1/8,000秒高速シャッターを搭載。シンクロ同調1/250秒。ベーシックだが基本性能が高く、プロのサブ機として使用される例も多かった。


  • ニコンF-401s(Nikon F-401s、1989年4月発売) - ニコンF-401の改良機種。AFセンサーがニコンF4やニコンF-801と同じものに交換された。


  • ニコンF-601(Nikon F-601、1990年9月発売) - ニコンF-801とニコンF-401の中間に位置する機種。シャッター等はニコンF-401並みだが、上位機種ニコンF-801にないスポット測光やデータバックを装備しないでも使えるブラケッティング(段階露出補正)内蔵など多機能。またAiレンズで開放測光が可能であり、海外ユーザー等に好評だった。


  • ニコンF-601M(Nikon F-601M、1990年9月発売) - ニコンF-601からオートフォーカス機能と内蔵ストロボを取り除いたマニュアルフォーカス専用機。ニコンF-601と同様にブラケティングやストロボの後幕シンクロ制御などをもち多機能だった。


  • ニコンF-801s(Nikon F-801s、1991年3月発売) - ニコンF-801の改良機種。動体予測オートフォーカス機能やスポット測光機能が追加され、オートフォーカス自体もモーターの交換等で強化された。


  • ニコンF-401x(Nikon F-401x、1991年9月発売) - ニコンF-401系の三代目。オートフォーカス機能や内蔵ストロボについては上位機種のニコンF-601と同等まで強化された。



ニコンF2桁シリーズ

レンズ内の距離環の示す距離の絶対値を信号として発生するDタイプレンズに対応したオートフォーカス一眼レフシリーズ。距離情報をオートフォーカスの高速化や、露出やストロボ制御の高精度化に利用している。またキヤノンやミノルタと比較して遅れていたオートフォーカスセンサーのワイドエリア化、クロスタイプ化、そして多点測距化も導入された。

  • ニコンF90(Nikon F90、1992年9月発売) - 被写体までの距離情報を用いる「3D測光」が初めて採用


され、より測光精度が向上したモデル。専用コードで電子手帳と接続することによりカスタムセッティングの設定や撮影データの保存が可能(後にPCリンクキットも登場)。世界24地域の現地時間・サマータイムに対応したデータバックも用意されており、本格的かつ高度に電子化されたパイオニア的モデルであった。

  • ニコンF90S - 1992年9月発売、マルチコントロールバックを標準装備したもの。

    • ニコンF90D - 1992年9月発売。ワールドタイムデータバックを標準装備したもの。
    • ニコンF90 - 1993年2月発売。通常の裏蓋を備える。



  • ニコンF70(Nikon F70、1994年11月発売) - スピードライトを内蔵(ガイドナンバー14、照射角28mm)しており、ニコンF-601の後継機、ニコンF80の前身機である。情報表示用にアイコンを駆使したカラー表示の液晶ディスプレイが採用されており、設定状態などがアナログ感覚で読み取れるようになっている。斬新な機構ではあったが賛否両論あり、その後ニコンからは同様の機構のモデルは出ていない。マニュアルニッコールレンズが使える(非CPUのAiレンズで開放測光が行える)こと、露出補正が1/3ステップである(ニコンF80は1/2ステップのみ)などF80にない機能を持っている。ただし旧機種ゆえ、後に登場するVRニッコールの手振れ補正機能は使えず、Gタイプニッコールでは露出モードがプログラムとシャッタースピード優先しか使えない。ただしAF-Sレンズが使えるのはニコンF-601にはない利点である。


  • ニコンF50(Nikon F50、1994年4月発売) - ニコンF401系に該当する普及機。シャッターやマニュアルレンズへの対応などはニコンF401系とほぼ同じで、オートフォーカスセンサーも従来のままであったが、Dタイプレンズに対応した3Dマルチパターン測光の採用とイメージプログラムの採用が改良点。ドットマトリクス液晶を採用しダイヤルを廃した斬新なユーザーインターフェイスを採用したが、初心者やファミリーユースにはあまり受け入れられなかった。また露出補正など中〜上級者がよく使う操作が煩雑になり、ニコンF70とともに一部マニア層の不評を買った。ニコンの一眼レフで最初にパノラマ切替機構を採用したモデルでもある。


  • ニコンF90X(Nikon F90X、1994年10月発売) - ニコンF90のマイナーチェンジモデル。オートフォーカス性能の向上、縦位置グリップ対応などにより信頼性の高いカメラとなった。

    • ニコンF90X - 通常の裏蓋を備える。
    • ニコンF90XS - マルチコントロールバックを標準装備したもの。
    • ニコンF90XD - ワールドタイムデータバックを標準装備したもの。


  • ニコンF60(Nikon F60、1998年年8月発売) - ニコンF50の後継機。カメラとしてのスペックはほぼニコンF50をそのまま踏襲したが、デザインや操作性に関してはニコンF5の要素を取り入れた。また他社並みにモード切替ダイヤルを採用し、操作性は大幅に改善された。なおこのモデルまでは普及機クラスでもペンタプリズムには光学ガラス、カメラ内部の要所(マウント周り、フィルムガイドレール等)には金属部品が使用され、ニコンらしいポリシーが感じられる。


  • ニコンF100(Nikon F100、1998年発売) - キャッチフレーズは「F5ジュニア」。大きく重くなったニコンF5のアンチテーゼ。したがってニコンF5の基本性能を維持したままに小型・軽量化を実現、ニコンF5を差し置いて常用するユーザが続出するほどの好評を得た。5点測距オートフォーカスに加えて、ニコンとして初めて採用されたのがオートフォーカスエリアのスーパーインポーズによるファインダー内表示である。スーパーインポーズにはLEDが採用されており、選択されたフレームが赤く照らし出され認識しやすくなっている。ボディにはマグネシウムダイキャストを使用。フィルムカメラ事業の縮小により2006年をもって生産終了となった。


  • ニコンF80(Nikon F80) - ニコンF70の後継機であるが機能省略も行われている。オートフォーカスは上位機のニコンF5やニコンF100同様に5点測距だが、フォーカスエリアの表示には「PN液晶」が採用されており、被写体に応じて表示色が赤または黒に変化する。また、このPN液晶により格子線をカスタム設定で表示することも可能。DとSが存在するが、Sにはデータバック(コマ間データ写し込み機能「シャッター速度」「絞り値」「露出補正値」)が予め組み込まれている。なお後発のニコンF6にも同様にデータバックが標準装備された。F100とともに2006年生産終了。


  • ニコンU(Nikon F65、2001年発売) - 「大きくて重い」「使いづらい」「難しい」という、今まで一般ユーザーが抱いていたニコン一眼レフカメラのイメージを払拭、400gというニコン史上最小・最軽量(当時)のボディで登場。キャッチフレーズは「ずっとずっと、With U」。海外では「F65」の名称で販売されていた。ライカ判フィルムを使うニコンFマウントカメラでは初めてペンタプリズムではなく、ペンタミラーを使用した。


  • ニコンUs(Nikon Us) - 初代ニコンUをさらに小さくしたモデル。ボディ、AFニッコール28-80G、AFニッコール70-300G、バッグ、使い方ビデオをまとめた「カジュアルセット」もあった。徹底した肉抜きが施された結果オートフォーカス制御信号線が省かれているためAF-IやAF-Sといったレンズ内にオートフォーカス駆動部があるレンズではオートフォーカスの使用が出来ない。ニコンの35mmフィルム一眼レフでは唯一のプラスチックマウントであり、歴代最軽量モデルである。尚、レンズ交換式ニコン一眼レフ全体での歴代最軽量モデルはプロネアSである。


  • ニコンU2(Nikon U2) - ニコンUsの後継モデル。キャッチフレーズは「一眼レフで遊ぼう。」エントリーモデルでありながら5点測距オートフォーカスや3D-25分割測光を装備する。ニコンUsの「カジュアルセット」と同じようなもので「プレジャーセット」というのもある。ニコンUsよりも高品位化が図られ、金属マウントの復活や、ペンタミラーの蒸着をアルミから銀に変えるなど各所に手を加え、オートフォーカスも上級機ニコンF80並みの専用ダイヤルでの5点選択式に改良、測光機能などはニコンF80を上回る部分もある。2006年に生産終了。



プロネアシリーズ

APSフォーマット用一眼レフカメラ。このシリーズのカメラはAiリングを持たない為、CPU内蔵ニッコールレンズ以降を使用する必要がある。また小さなイメージサークルにあわせて専用に設計されたIXニッコールも発売された。

  • プロネア600i(PRONEA 600i、1996年12月発売) - APSフォーマット用一眼レフカメラの第一弾。基本的な機構はニコンF70のものを利用したといわれているが、操作系はモード切替ダイヤルの採用等で改善されている。上から見るとおにぎりのような三角形の断面をしているのが外見上の特長。なお、量産されたAPSフォーマット用一眼レフカメラの中で、光学ガラスのペンタプリズムを持つのは他社を含めても当機のみ。


  • プロネアS(PRONEA S、1998年年9月発売) - APSフォーマット用一眼レフカメラの第二弾。キヤノンやミノルタのAPS一眼レフの第二弾は先行機の単なる簡略機であったが、プロネアSは機能の簡略化を含めて製品コンセプトを根底から変えてきた。女性向けにアピールする為、キャチフレーズを「ウーマンズ・ニコン」とし徹底的な小型軽量化を実施。重量325g(ボディのみ電池を除く)と、ニコン最軽量の35mm一眼レフであるニコンUsよりも35g軽い。



逸話


ニコン神話

ニコンのカメラは信頼性が高いと言われているが、それを裏付けるような神話的なエピソードが数多く存在する。

朝鮮戦争当時、多くの従軍カメラマンたちはライカやコンタックスを使っていたが、過酷な環境の中それらは軒並み動かなくなってしまった。しかし、ニコンは不具合を起こすことなく作動していた。これを機に、ニッコールレンズの描写性能の高さも相まって、ニコンの技術力の高さが世界に認められることとなった。


アメリカの有名な報道写真家デビッド・ダグラス・ダンカンが来日した際、写真家三木淳が距離計連動ライカのボディにスクリューマウントのニッコールレンズを装着し、ダンカンのポートレートを撮影した。出来上がった写真を見たダンカンは「これはライカやツァイスよりシャープだ!」と驚き、以後ニコンやニッコールを愛用するようになった。


同じく三木淳が密林地帯を取材中、誤ってニコンFを川の水の中に落としてしまった。故障しているだろうと諦めたが、よく乾かしたところちゃんと作動した。


1960年代、いわゆる学生運動が華やかだった頃、学生のデモ隊と機動隊の衝突を取材する報道カメラマンが、学生のゲバ棒で殴られそうになった。カメラマンは手にしていたニコンFをとっさに頭上にかかげ、ゲバ棒の打撃をカメラとレンズで受け止めてしまった。取材後にカメラを点検したところ、大きな衝撃を受けたのに何の問題もなく作動した。


ただし上記のエピソードの大半は伝聞でしかない場合が多く、実話だとしても偶然性の高い(再現性のない)内容が多いことに注意が必要。朝鮮戦争でのエピソードに関しては、全ての従軍カメラマンがニコンに鞍替えしたわけではなく、その後もライカ等を使用したカメラマンが多数いること。ダンカンのエピソードに関しては、細部のニュアンスが異なる証言が存在すること(ダンカンはニッコールの性能にそれほど感動したわけではない、など)。三木淳の密林地帯のエピソードやゲバ棒で打撃を受けたエピソードに関しては、水没後(打撃を受けた後)に動いたことが事実だとしても、精度等に問題がなかったかどうかは不明であり、他社製品でも同様の結果が起きた可能性もあること。以上のような点を考慮すべきである。また、青木富貴子著「ライカでグッドバイ」には、肝心のシャッターチャンスでニコンFが故障し、怒った沢田教一カメラマンがニコンを投げ捨てる記述が認められる。いずれにせよ、これらは数十年前のエピソードであり、文字通り「神話」として理解した方が賢明であろう。


ニコン愛用者として知られた三木淳は、ニコンFの頑強さを述べた一方で、初期ロットはトラブルが多かったことも証言している。



報道機関

新聞社等の報道機関に所属しているカメラマンはニコン製カメラを使用している例が多い。会社から支給されるカメラの殆どはニコン製である。ニコン製品は長年の実績で報道機関から絶大な信頼を受けている上に、報道カメラマンからの要望を製品にフィードバックしているのが強みといわれている。いわゆる「報道のニコン」である。

ただしキヤノン F-1登場以降、キヤノンカメラを使用する報道カメラマンも増えた。スポーツ報道などではキヤノン使用カメラマンの方が多いのでは・・・という声もある。


報道機関に販売されるモデルはニコンF3の90万番台、ニコンF5の210万番台等「記者番」と言われる別枠の製造番号が存在する為、同じモデルでも報道機関に販売される物の方が頑丈だという噂が一部のニコン・マニアの間で存在する。



参考文献

  • 荒川龍彦 - "[復刻]明るい暗箱" 朝日ソノラマ 2000 ISBN 4-257-12027-4


"ニコン"の名付け親である荒川龍彦による当時の回想。

  • "ニューフェース診断室 ニコンの黄金時代 (1)SP~F3「診断室」採録" 朝日新聞社 2000 ISBN 4-02-272128-6


初期のニコン(カメラ)の設計を担当した故更田正彦や小野茂夫の対談を収録。

  • "ニューフェース診断室 ニコンの黄金時代 (2)F4~F100「診断室」採録" 朝日新聞社 2000 ISBN 4-02-272129-4
  • "カメラレビュー クラシックカメラ専科 ニコンの40年" 朝日ソノラマ 1999 ISBN 4-257-13025-3



備考

  • 2003年4月1日、サポート業務はニコンカメラ販売株式会社に移管されている。そのため、カタログでは同社が表に出るようになった。



関連項目

  • ニコンのレンジファインダーカメラ製品一覧


  • ニコンのデジタル一眼レフカメラ製品一覧
  • ニコンの写真レンズ製品一覧



外部リンク

  • Nikon Imaging
  • Nikon Imaging - Fマウントレンズ体系図
  • Nikon - ニコンの歴史


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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