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Armbrustって?

Armbrustは、口径67mmの無誘導、使い捨ての対戦車兵器である。1970年代後半にドイツMBB(Messeschmitt-Bolkow-Blohm)社が開発し、後にシンガポールST KineticsST Kinetics)社とベルギーPRB社に製造ライセンスが売却された。NATOでの採用はAT-4との競合により見送られたが、後にAT-4の後方に発生する爆風が市街地戦での欠点となりAT-4 CSに改修されたことを考えると、デイビス式の無反動砲であったArmbrustの閉所射撃性はある程度時代を先取りした性能であったと言える。


Armbrustは無反動砲でありながら、閉所でも安全に射撃できるように設計されている。FRP製の発射器は使い捨てで、発射薬は前部に装填された弾丸と後部のプラスチック片の間にピストンを介して装填されている。弾丸と後部のプラスチック片は同じ質量である。射撃時に発射薬の燃焼ガス圧によってピストンが動き、弾丸を前方にプラスチック片を後方に同じ初速度で打ち出して互いに反動を相殺する。射撃後、ピストンは砲身の前後を塞ぐように留まり砲口炎の暴露を防止するとともに、高温の発射ガスを砲身内に閉じ込めておく蓋の役割をする。後部に射出されたプラスチック片は、空気抵抗によって急激に運動エネルギーを低下させ、離隔距離が1mもあれば安全だとされている。


弾丸は翼安定方式のHEAT弾頭で最大300mmの装甲を貫通可能とされる。


2004年から、シンガポール・ドイツ・イスラエルが協同開発したMATADORに更新されつつある。



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ツィガーヌって?

ツィガーヌTzigane)は、クラシック音楽の作品。モーリス・ラヴェルによるものとディヌ・リパッティによるものがある。「ツィガーヌ」は「ロマ」を意味するフランス語



モーリス・ラヴェルによる作品

ラヴェルによる演奏会用狂詩曲「ツィガーヌ」はヴァイオリンピアノ・リュテアル(またはピアノ)の編成で最初に仕上げられてはいるが、晩年の彼がよく好んだように、ピアノ・パートが管弦楽化された版も後にラヴェル自身によって仕上げられている。

フランス語において“Tzigane”(ツィガーヌ)は、“Tsigane”, “Gitan”ともいう。これらは、日本で馴染み深い言葉に置き換えると、「ジプシー」を意味する。「ジプシー」とは英語のgypsyからの外来語であるが、かつては「定住しない放浪者」などの意味合いをもって口にされてきたという側面を配慮し、現在では偏見的・差別的表現としてその使用が自粛されており、新しく“Roma”という呼び名が広く使われるようになっている。ロマは、特定の地域の人々を指すというよりも、生活拠点を移動させながら集団で過ごすスタイルの人たちのことを指すため、一概に同じような文化やある一定の地域性を限定することは困難である。しかしながらラヴェルの作品「ツィガーヌ」においては、ハンガリーの地域性を持ったロマの音楽として構想されている。それは、献呈者である女流ヴァイオリニストがハンガリー出身である事実と、彼女から得たハンガリー音楽のヒントを膨らませながら作曲されたという事実から決定づけられている。


晩年に至ったラヴェルは、ロンドンで催されるラヴェル・フェスティヴァルのために、当初ヴァイオリン・ソナタを書くつもりであった。しかし、女流ヴァイオリニストイェリー・ダラニイ(Jelly d'ARÁNYI:フランス名, 1893 - 1966)の演奏を聴いていたく感銘を受けたラヴェルは、ハンガリー出身の彼女のためにハンガリー的な曲を書こうと思い立った。腕利きのヴァイオリニストとして名が知れていた彼女ならどんな曲でも演奏できると期待し、ラヴェルは構想を、ハンガリー狂詩曲風の即興的で名人芸的な曲として進めた。


名ヴァイオリニストとしてパリで活躍していたイェリーとアディラ(Adila)の姉妹はブダペストの警察本部長の娘であり、高名なヴァイオリニストであるヨーゼフ・ヨアヒムの姪でもあった。イェリーは、バルトークヴァイオリン・ソナタ第1番第2番ホルストの『2つのヴァイオリンと管弦楽のための二重協奏曲 作品49]』などの献呈者初演者でもあることから、彼女の地位と音楽界における知名度、そして技量と音楽性に対する作曲家からの信頼度が窺えよう。


ある晩、ラヴェルとその仲間たちの集まりにイェリーは呼ばれた。遅い時間になって、ハンガリー本場の音楽やその旋律を彼女に弾いて欲しいとラヴェルは求めた。それらに彼の好奇心はたちまち膨らみ、もっと、もっと、と次々ねだるうちに朝になってしまい、2人を除いた周りの者は皆、すっかり疲れきっていたと伝えられている。


その時得た着想を基に、ラヴェルはこの作品の構想を1922年から進めていたが、後にヴァイオリン・ソナタSonate_pour_violon_et_piano_%28Ravel%29)の被献呈者となった女流ヴァイオリニストエレーヌ・ジュルダン=モランジュ(Hélène JOURDAN-MORHANGE, 1892 - 1961)がパガニーニの難曲『24のカプリース(奇想曲)』を『ツィガーヌ』構想中の彼に弾いて見せたことが契機となり、それを越える特別な超絶技巧を駆使した難曲に『ツィガーヌ』を仕上げたいとラヴェルは強く思うようになった。そうして、様々な意匠を凝らすうちに当初の計画よりも書き込みが大幅に延びてしまい、最終的にイェリーがこの難曲の楽譜を受け取ったのは初演の3日前だったと伝えられている。この経緯の一部については、モランジュがその著作の中で触れている。ちなみに、モランジュはラヴェルの最後の20年において最も親密な友人とされていて、ラヴェルの家から3Kmの近くに住み、求婚までされたが断ったという過去を持っており、またラヴェルはヴァイオリン協奏曲を彼女に献呈しようと構想していたという。


スペインバスク人の血を引くラヴェルは、『スペインの時』、『スペイン狂詩曲』、『ボレロ』、『道化師の朝の歌』などとスペインへの憧れを次々と自作品に打ち出していったが、スペインの作曲家ファリャをして「スペイン人以上だ」と言わしめたほどであった。ラヴェルの生まれたバスク地方一帯は、スペイン系ロマが生活の場を置いてきた地域であったが、音楽の民族性に強い憧れを描いたラヴェルは、ここではハンガリー系ロマの音楽を独自の感性で投影し、晩年の複雑な和声によって、非常に濃厚で熱狂的な表現が成功している。


この作品ではヴァイオリンの相手に、ピアノまたはピアノ・リュテアルをと指示されている。正式には“Luthéal”と単純に呼ばれるその楽器は、ベルギーオルガン製作者ジョルジュ・クルタン(Georges CLOETENS)が1919年特許を取得した新楽器で、文字どおりリュート(Luth)もどきの音色が特徴である。実際はグランド・ピアノ(クルタンはプレイエル製を使用)に一時的な装置を取り付けたものであり、オルガンのドロー・ノブに似た鍵盤上部の装置を操作しながら、演奏中に音色を変えながら楽しむことができる。その一つの「チェンバロ・ストップ」では、鉄材を弦上に触れさせることで、チェンバロに似た音を生み出すことができる。もう一つの「ハープ・ストップ」では、弦長の中心点に薄いフェルトを触れさせるもので、弦長が2分の1になるため、本来の音よりも1オクターヴ高い音が出ることになるが、ハープに似た音色となる。各ストップは、ピアノの全音域のうち、真ん中よりも高音域と低音域と別に操作できるように設計されているため、これらの2種のストップが2音域ごとに装備されて、計4箇所にストップがあることになるのだが、それらを常に使用しているというわけではなく、場面によってはピアノ本来の音も扱うことになる。また、各ストップの音色は、弱音と強音とで全く異なった表現を得ることとなり、実際には、ストップを使用しない状態も含めた計3種類よりももっと多くのストップがあるように多彩に聞こえる。


この作品中では、その楽器を使うことによって、まさにハンガリーの民族楽器ツィンバロムを連想させるのに大きな効果を発揮しているが、後のオーケストラ伴奏版(初演:1924年11月30日、被献呈者によるヴァイオリンガブリエル・ピエルネ指揮、コンセール・コロンヌ管弦楽団)では代わりにハープが大活躍していることから、彼がソロ・ヴァイオリン以外に、ツィンバロムの劇的な振る舞いにも表現上の多くを依存したという作曲的意図が窺える。リュテアルにいち早く注目したラヴェルは、『ツィガーヌ』発想前の1920年から手がけた歌劇『子供と魔法』の編成で既に採用し始めていたが、楽器がない場合には、アップライト・ピアノの弦とハンマーとの間に紙を設置して演奏するアイデアを、ラヴェル自身が提言している。この発想は、1940年ジョン・ケージが発明したプリペアド・ピアノの先駆に他ならないが、チャイコフスキーが『くるみ割り人形』でチェレスタを充分な効果を持って初めて作品に導入したように、ロンドンにおけるこの作品の世界初演(1924年4月26日、献呈者によるヴァイオリンとアンリ・ジル=マルシェックス(Henri Gil-Marchex)によるピアノ)後のパリ初演(1924年10月15日、献呈者によるヴァイオリンと作曲者によるリュテアル)では、その「リュテアル」が世界で初めて作品中に登場した記念的舞台となった。尚、当初の楽譜には、演奏中のどの箇所でどのストップを使用するかが指示されていたのだが、この楽器が普及しなかったことから、残念ながら現在の出版譜にそのような指示を見出すことはできない。しかしながら、ほんの数種の、リュテアルによるこの作品の貴重な録音の中でも、2003年11月5日-6日に録音されたダニエル・ホープ(Daniel Hope)によるCDでは、楽譜にあった指示に正確に従って演奏されており、曲中のストップ操作による多彩な音色の変化が、作曲者による驚くべき意図と効果によって楽しませてくれる。


ラヴェルは、サラサーテリストのようにハンガリー・ロマの民族舞踊であるチャールダーシュの形式を採って、緩やかな「ラッサン」と急速な「フリスカ」とで構成し、また多様な変奏で楽しませる。音楽の持つ力性を自由に操りながら立体的に場面展開が交錯する4年前の作品『ラ・ヴァルス』のように、この曲でも、怒涛のように押し寄せる動きが、ぶつかったり絡み合ったり、立ち戻ったり加速したり、緊張したり緩んだりしながら進められ、ソロが伴奏と織り成す流れに身を任せて飲み込まれてみると、そこに見えるこの作品の醍醐味に民族的な情熱を見出す。当時の批評家たちには「ラヴェルはここで、ツィガーヌ自身以上にツィガーヌ的である。」と賞賛され、晩年の彼にも筆に狂いがないという確固たる巨匠としての表現力を聴衆に改めて知らしめた。



ディヌ・リパッティによる作品

1934年にオーケストラのための組曲“Tziganes”として完成されたが、今や忘れ去られてしまった作品である。リパッティの作曲家としての活動は、概して、当時の作曲界における流行を模倣した二番煎じ的なものであり、作曲を本業とする作曲家のような職人的な書法は見られず、多くの時間は雰囲気に流された音楽である。印象主義音楽の新しい響きを僅かに採り入れながらも、大部分は新古典主義音楽の潮流に乗った軽やかな作風で、リパッティの僅かな作曲活動に対する評価は、ピアニストとしてのリパッティよりも随分と目立たないものである。この作品も、ラヴェルを意識するところがあって書かれたが、特筆すべきところは見出しにくい。

参考文献


書籍情報: ISBN 1871082781


外部リンク


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アッシリアの諸王って?

[アッシリア]

この項目は、アッシリアの歴代王を時代順に並べたものである。アッシリア王の在位年は、特に中アッシリア時代以前の時代については問題が多い。新アッシリア時代については、アッシュール・ダン3世の代に起きた日食を基点として、比較的正確な年代決定が可能であるが、中アッシリア時代以前については年代決定が困難である。さらに、この一覧および諸王の項目に記録されている在位年は、おそらく記年法が一定していない。



歴代君主


初期アッシリア時代


考古学的に存在が確認されているが王名表に記載されていないアッシリア王(順不同)




古アッシリア時代



中アッシリア時代



新アッシリア時代



関連項目


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鹿児島3区って?

鹿児島県第3区(かごしまけんだい3く)は、日本における衆議院小選挙区



2007年12月現在の選挙区域



小選挙区選出議員


選挙結果


関連項目


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バレーボールチーム一覧って?

バレーボールチーム一覧

現在活動している(一部休止含む)各国のバレーボールチームの一覧。



日本


男子



女子



イタリア


男子

  • Sisley Treviso(シスレー・トレヴィーゾ
  • RPA-LuigiBacchi.it Perugia(RPAペルージャ
  • Acqua Paradiso Gabeca Montichiari(モンティキアーリ)
  • Tonno Callipo Vibo Valentia(ヴァレンティア)
  • Sempre Volley Padova(パドヴァ)
  • Cimone Modena(モデナ
  • Copra Berni Piacenza(ピアチェンツァ)
  • Maggiora Latina(ラティーナ)
  • Marmi Lanza Verona(ヴェローナ)
  • Itas Diatec Trentino(トレンティーノ)
  • M.Roma Volley(ローマ)
  • Lube Banca Marche Macerata(マチェラータ
  • Prisma Taranto(ターラント)
  • Bre Banca Lannutti Cuneo(クーネオ



女子

  • Minetti Infoplus Vicenza(ヴィチェンツァ)
  • Original Marines Arzano (アルザーノ)
  • Bigmat Kerakoll Chieri (キエーリ)
  • Alfieri Volley Santeramo (サンテラモ)
  • Radio 105 Foppapedretti Bergamo(ベルガモ
  • Monte Schiavo Banca Marche Jesi (イェージ
  • Sant'Orsola Asystel Novara (ノヴァーラ
  • Despar Perugia(ペルージャ
  • Scavolini Pesaro(ペザロ)
  • Megius Volley Padova(パドヴァ)
  • Tecnomec Europa Systems Forl (フォルリ)
  • Primaidea.Com Tortol(トルポリ)



韓国


男子




  • 尚武
  • 韓国電力



女子



フランス


男子

  • Tours Volley-Ball (トゥールVB
  • Paris Volley (パリ・バレー
  • Aix Université Club
  • Club Alès en Cévennes Volley-Ball
  • Asnières Volley-Ball 92
  • Cambrai Volley-Ball
  • Chaumont Volley-Ball 52
  • Dunkerque Dunes de Flandre Volley-Ball
  • Grenoble Volley Université Club
  • Harnes Volley-Ball
  • Martigues Volley-Ball
  • Saint-Brieuc Côtes-d'Armor Volley-Ball
  • Saint-Nazaire Volley-Ball Atlantique
  • Foyer Laïque Saint-Quentin Volley-Ball



女子

  • RC Cannes(RCカンヌ
  • USSP Albi
  • Gazélec Béziers
  • Entente Sportive Le Cannet-Rocheville
  • Hainaut Volley
  • Istres
  • Melun Val de Seine La Rochette
  • ASPTT Mulhouse
  • Volley Ball Club Riom Auvergne(VBCリオン
  • Association Sportive Saint-Raphaël Volley-Ball
  • Union Stade Français-Saint-Cloud Paris



ブラジル


男子

  • Cimed
  • Telemig Celular/Minas
  • Ulbra/Uptime
  • Unisul/Nexxera
  • Banespa/São Bernardo
  • Sada/Betim
  • Fátima/UCS
  • Online/São Leopoldo
  • Vôlei Futuro
  • Shopping ABC/Santo André
  • Barão/Blumenau
  • São Caetano/Tamoyo
  • Ingá Alvares/Vitória
  • Bento Vôlei
  • Lupo/Náutico



女子

  • Rexona/Ades (レクソナ/アデス)
  • FINASA/OSASCO (フィナザ/オザスコ)
  • Fiat/Minas
  • São Caetano/Mon Bijou
  • Cimed/Macaé
  • Pinheiros/Blue Life/Ferraz
  • Brasil Telecom
  • Vôlei Futuro



中華人民共和国


男子


女子



ロシア


男子



女子



ドイツ


男子



ポーランド


女子


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クロステナガザルって?

クロステナガザルHylobates klossii)は、霊長目テナガザル科テナガザル属に分類されるサル。



分布

インドネシアメンタワイ諸島固有種

形態

毛色が黒い点はフクロテナガザル(シアマン)と似ているが、フクロテナガザルより小さく、のど袋を持たない。体サイズは44-63cm、大きなものでも体重は6kg程度である。他のテナガザルと同様、長い腕を持ち、尾はない。

生態

昼行性熱帯雨林に生息する。長い腕で木にぶら下がり、地上に降りることは滅多にない。他のテナガザル同様、一夫一婦のペアを形成し、およそ20-30haの縄張りを築いて生活する。この縄張り内への他のテナガザルの侵入は許されない。主に果実食で、植物の果実以外の部分や鳥の卵、さらに小型脊椎動物を食べることもある。

クロステナガザルが歌う歌は、あらゆるテナガザルの歌の中で最も美しいとされる。オスメス両方が、特に朝方と夕方、比較的長い歌を歌う。ソロで歌うこともあるしデュエットすることもある。テナガザルの歌は、自分達の縄張りに近づくなという他の動物に向けた警告であるとともに、家族の絆を強める手段であるかもしれない。


繁殖生活は他のテナガザルとほぼ同じである。2-3年ごとに1匹の子を産み、妊娠期間は7ヶ月である。こどもは2年あまり授乳され、7歳前後で性成熟する。平均寿命は野生下でおよそ25歳、飼育下では40歳にまでなる。



Status

  • [IUCN=2.3]



参考文献


外部リンク

[Hylobates klossii]


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シャトーラフィットロチルドって?

シャトー・ラフィット・ロートシルトChâteau Lafite-Rothschild)は、メドック地区ポーイヤック村にある著名なボルドーワインシャトーの名称、および同シャトーが生産する赤ワインの銘柄の名称である。現在メドックに4つある第1級格付けワインの中で、シャトー・ラフィット・ロートシルトはしばしばその筆頭に挙げられる。


日本で知られている「ロートシルト」の名は「ロスチャイルド」のドイツ語風の読みであり、フランス語での発音は異なる。日本ソムリエ協会では「ロッチルド」もしくは「ロートシルト」とルビを振っている。他に「ロスシルド」などと表記されることもある。ただしシャトー・ラフィット・ロートシルトの運営主体であるDBR社では「ロートシルト」という日本語表記を採用している。なお、シャトー・ムートン・ロートシルトはロスチャイルド家の別の系統の一族が所有している。



概要

シャトー・ラフィット・ロートシルトは、ボルドーの北西メドック地区の高名なワイン生産地ポーイヤックの北端に位置する。シャトーの敷地面積は123ヘクタールで、うち100ヘクタールがブドウ畑となっている。石灰質を基盤とする砂利質のテロワール(土壌)はメドックでも最上と目されている。品種別の作付面積は、カベルネ・ソーヴィニョンが70パーセント、メルローが25パーセント、カベルネ・フランが3パーセント、プティ・ヴェルドが2パーセントである。

ワインの生産量は年間3万5,000ケース(42万本)である。うち1万5,000から2万5,000ケースがメドック第1級格付けの赤ワイン「シャトー・ラフィット・ロートシルト」として出荷される。第1級の名声に達しないと判断されたワインはセカンドラベルの「カリュアド・ド・ラフィット」として出荷される。


ワインのブレンド比率は、80パーセントから95パーセントがカベルネ・ソーヴィニョン、5パーセントから20パーセントがメルロー、3パーセント前後がカベルネ・フランとプティ・ヴェルドとなっている。ブレンド比率はその年のブドウの出来具合によって変わる。極端な例では、1961年のヴィンテージではカベルネ・ソーヴィニョンを100パーセント使用していた。カベルネ・ソーヴィニョンの比率が高いことで、タンニンの強いフルボディのワインとなるが、その味わいは酸味と渋味のバランスが程よく、品格を感じさせるものとなっている。



歴史


王のワイン

「ラフィット」という呼び名は中世の農園の名称として14世紀の文献に登場する。ポーイヤック村の中で一番小高い丘に位置していたことから、古いガスゴーニュ語で「小高いところ」を意味する「La Hite」(ラ・イット)が転じてラフィットと名づけられたという。ブドウの作付けは中世から行われていたが、17世紀にセギュール家がシャトー・ラフィットの所有者となり転機が訪れた。1670年代から80年代にかけて、ジャック・ド・セギュールがブドウ畑を広げ、ワインの生産を本格化させた。


ジャックの相続人アレキサンドルは1695年にシャトー・ラトゥールの女性相続人と結婚し、息子のセギュール侯爵ニコラ・アレキサンドルをもうけた。ラフィット、ラトゥール、カロン・セギュールなどの広大な農園を相続したセギュール侯爵は、ワインの生産技術の改良に力を注ぐとともにヨーロッパ各国の上流階級へ販路を広げ、ほどなく「葡萄園の王子」とあだ名されるようになった。当時ボルドーワインの需要の中心地は、歴史的経緯もあってイギリスであった。ワイン好きの首相ロバート・ウォルポールは3か月ごとにラフィット1樽、つまり普通サイズのワイン瓶300本分を空けていたという。


一方、フランスの宮廷ではギュイエンヌ(ボルドーの旧州名)は田舎というイメージがあり、専らブルゴーニュワインが愛飲されていた。1760年、ルイ15世の愛妾ポンパドゥール夫人は、ワインで王の歓心を買おうとブルゴーニュのある高名な畑を手に入れようとしたが、コンティ公に競り負けてしまう。この畑は後にロマネ・コンティと呼ばれるのだが、顛末を見ていたギュイエンヌ総督のリシュリュー男爵マレシャル(リシュリュー枢機卿の縁者)が、代わりにラフィットをポンパドゥール夫人に勧め、大いに気に入った夫人はヴェルサイユ宮殿の晩餐会で必ず飲むようになった。これをきっかけにボルドーワインが宮廷で脚光を浴び、中でもラフィットは「王のワイン」という名声を得ることになった。


フランス革命前夜、ラフィットの名声は既に揺るぎのないものとなっていた。当時ヴェルサイユにアメリカ合衆国大使として赴任していたトーマス・ジェファーソンはアメリカ大陸でのワイン造りを思い立ち、1787年5月にラフィットを含む主要なボルドーワインを調査して回った。ジェファーソンもまたラフィットに魅せられ、生涯の愛好者となった。



ロスチャイルド家へ

時代は遡って18世紀半ば、「葡萄園の王子」セギュール侯爵には男子がいなかったため、数々のシャトーは4人の娘に分与され、ラフィットとラトゥールは再度分離した。その後ラフィットを相続したニコラ・マリー・アレキサンドル・ド・セギュールは莫大な借金を抱え、ラフィットは親戚のニコラ・ピエール・ド・ピシャールの手に移るが、ピシャールは恐怖政治の時代にギロチン送りとなる。数人の所有者を経て、19世紀前半に所有者となったのはオランダ商人のヴィンテーンベルグ家であった。その間もワイン造りは受け継がれ、1855年のパリ万国博覧会で行われたメドック公式格付けでは、第1級格付けの筆頭として最高評価を受けた。

1868年8月8日、ロスチャイルド財閥創始者マイヤー・アムシェルの5男でパリ在住の銀行家ジャーム・ド・ロッチルドが、ヴィンテーンベルグ家から競売に出されていたシャトー・ラフィットとシャトー・カリュアド(後にラフィットと統合される)を444万フランの大金で競り落とし、新たな所有者となった。ジャームはこのわずか3ヵ月後に亡くなったが、シャトー・ラフィットは「シャトー・ラフィット・ロートシルト」と改名され、ロスチャイルド家に引き継がれた。その後19世紀後半にかけて、ヨーロッパではワインの需要が拡大し、メドックは好景気に沸いた。


19世紀末から20世紀前半は苦難の時代であった。ブドウ畑がアメリカ大陸からもたらされたフィロキセラの被害に遭い、第一次世界大戦では働き手の兵役や経済統制により大きな打撃を受けた。大恐慌の時代はワイン市場も底値が続いた。第二次世界大戦でフランスがドイツ軍によって占領されると、ラフィットはロスチャイルド財閥の財産であるこを理由に解散させられ、セラーも略奪を受けた。


1945年末、エリー・ド・ロッチルド男爵がラフィットの所有権を取り戻し、シャトーの再生に着手した。さらに、ワイン愛好・振興団体であるボンタン騎士団の創設、アメリカ市場の開拓など需要拡大策にも積極的に取り組んだ。だが1960年代から70年代にかけては停滞し、評価を落としてしまう。1974年、エリーの甥のエリック・ド・ロッチルド男爵が事業を継承、品質の向上を成し遂げ、名声を回復した。現在は醸造責任者シャルル・シュヴァリエのリーダーシップのもと、世界最高水準のワインを生み出し続けている。



ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト

シャトー・ラフィット・ロートシルトの運営主体となっているのは「ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト」(DBR)という企業体である。DBR社はフランス国内外のドメーヌへ出資し、色々な種類のワインを手がけている。現在DBR社傘下にあるドメーヌで著名なものは以下の通りである。



外部リンク


 




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鈴木秀明_(キックボクサー)って?

鈴木 秀明(すずき ひであき、1976年1月1日 - )は、日本のキックボクサー愛知県出身、東京都在住。身長169cm。元全日本キックボクシング連盟フェザー級王座、元ニュージャパンキックボクシング連盟フェザー級、元IWMジュニアライト級王者。2000年12月引退。


得意技はローキック。勇気あるファイトでファンの心を掴んだ。全日本キック、ニュージャパンキックで王者となっただけではなく、ムエタイ戦士との名勝負と歴史的勝利を幾多にも重ねたため、ムエタイキラーとして名を馳せた。対ムエタイの主な戦績としては、切り裂き魔の異名を持つカチャスックに日本人として初勝利を挙げ、ラジャのランカーであるターチャナに2RTKO勝ちの快挙、タイの国民的英雄のルンピニースタジアムのジュニアフェザー級王者のアタチャイとは激闘の末、惜しくも判定負けしたものの、ムエタイ3冠王ソッドに3RKO勝ち。ソッドに勝利した時、後楽園ホールは大興奮につつまれた。



人物

  • K-1で活躍する佐藤嘉洋は名古屋JKファクトリージムの後輩にあたり、現在も親交は続いている。
  • 柔術にも取り組んでいる。鈴木が運営しているジムには、柔術クラスもある。
  • ブログをほとんど毎日更新している。ジムの様子が中心だが、食べ物の話題も非常に多い。
  • 趣味はおもちゃ収集(特にソフビ)らしい。



来歴


プロキックボクサー時代

1999年12月5日、ポーデェーン・シッウィサヌ(Po-daeng Sith Vi-sanu)に5RTKO勝ちし、IWM世界ジュニアライト級王者になる。しかし、王座を奪取した後、目の負傷のため、アタチャイとの再戦を最後に引退した。全盛期での引退は相当に悔しかったらしく、タイで再起したいという気持ちもあったらしいが、最後のアタチャイ戦をビデオで振り返った結果、復帰を断念したことを雑誌のインタビューで明かしている。

引退後

引退後はスポーツインストラクターを生業としていたが、2006年5月に東京の錦糸町(最寄り駅は押上)にムエタイ&キックボクシングジム「STRUGGLE」をオープン。後進の指導にあたっている。

STRUGGLE(ストラッグル)

  • 鈴木が2006年5月に東京・錦糸町にオープンさせたジムである。STRUGGLE(ストラッグル)とは、「困難に向かう」「一生懸命になる」などの意味を持つ英語である。勇気あるファイトで強豪に立ち向かった鈴木らしい言葉といえる。
  • 公式試合も可能な本格的なリングをジム内に設置している。
  • ジム公式ブログは、ジムオープン前の2006年4月に開設されている。
  • 2006年7月現在、柔術クラスを週2回行っている。鈴木自身は指導していないが、外部からインストラクターを招聘。
  • 自らが指導した選手をアマチュア大会に積極的に出場させている。特に、2006年12月に行われた"J-NETWORK主催興行「J-FIGHT 13」"のBリーグに5人の選手を送り込み、全員が勝利を収めるという見事な成果を収めている。
  • 2007年2月、新空手の大会に初めて選手を出場させている。鈴木はアマチュア時代、新空手で村濱武洋山田隆博と激戦を繰り広げた(新空手第三回神奈川大会が有名)。
  • 2007年6月3日、M-1 MC主催の「M-1 FAIRTEX SINGHA BEER ムエタイチャレンジ 獲武-腕 物語 2007」に戦友アタチャイがメインイベンターとして7年ぶりに来日。鈴木も会場に駆けつけ、夢のツーショットが実現。
  • 鈴木が育てた初のプロ選手として、2007年9月29日に開催された全日本キックボクシング連盟「Road to 70's」にて原岡武志がデビューし。前田憲作率いるチームドラゴン輝龍と対戦し、引き分けに終わった。



戦績



獲得タイトル


  • 1994年度全日本キックボクシング連盟新人賞

    • 1997年度NJKF敢闘賞
    • 1997年度NJKF年間最高試合賞(対ソッド戦)
    • 1998年度NJKF最優秀選手賞
    • 1998年度NJKF年間最高試合賞(対アタチャイ戦)
    • 1999年度NJKF最優秀選手賞



外部リンク


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トーマス・ヘスラーって?

トーマス・ヘスラーThomas Jurgen Häßler1966年5月30日 - )は、ドイツベルリン出身の元サッカー選手。選手時代のポジションは攻撃的ミッドフィルダー


ニックネームのイッケicke)はドイツ語の一人称代名詞の「ich」のベルリン訛りであり、ヘスラーはベルリン訛りが強くich(イッヒ)をicke(イッケ)と発音していた。またトマーシノ(小さなトーマス)はASローマ在籍時に付けられたニックネーム。


現在はナイジェリア代表のアシスタントコーチ。以前は1.FCケルンのユース部門でテクニック・スペシャルコーチを勤めていた。



プレースタイル

小柄ながらもドイツ人には珍しいテクニシャンタイプのプレーヤーで、当時世界トップクラスのフリーキッカーの一人であった。

略歴

1984年1.FCケルンでキャリアをスタート。クリストフ・ダウム監督の下、身長166cmとドイツ人としてはきわめて小柄ながら、豊富な運動量と巧みな足技で頭角を現す。ケルン在籍時はピエール・リトバルスキーとのコンビネーションでスタジアムを沸かせた。

1988年8月31日フィンランド戦で代表デビューを果たし、同年のソウル五輪で活躍をみせて銅メダル獲得に貢献するとともに、1988-1989シーズンにはドイツ・ブンデスリーガ最優秀選手に選出された。


1990年-1991年シーズンにセリエAユヴェントスへ移籍し、同年開催されたイタリアW杯では西ドイツの優勝に貢献。その後も代表の中心選手として、EURO1992では準優勝、1994年アメリカW杯ではベスト8、EURO1996では優勝、1998年フランスW杯ではベスト8にそれぞれ輝いた。EURO1992では大会最優秀選手に選ばれた。


1994年カールスルーエSCに移籍してドイツに復帰を果たすと、以降はボルシア・ドルトムント1860ミュンヘンに在籍し、2004年オーストリア・ブンデスリーガのクラブチーム・アウストリア・ザルツブルクを最後に現役を引退。ドイツ代表としては歴代5位となる通算101試合に出場した。



選手経歴


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金色のガッシュベル!!って?

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金色のガッシュ!!』(こんじき-)は、雷句誠による少年漫画ファンタジー漫画)作品。「週刊少年サンデー2001年6号から2008年新年4・5合併号(2007年の最終号)まで連載されていた作品で、単行本は2007年12月時点で31巻まで発刊。各話数はそれぞれ「Level.○○」という通し番号になっている。第48回(2002年度)小学館漫画賞受賞。全323話。


金色のガッシュベル!!』の名で東映アニメーション製作でテレビアニメ化された。又、このタイトルで、小学館の小学生雑誌「コロコロコミック」でも漫画が連載されていた。さらに、小学館の少女漫画雑誌「ちゃお」や学年誌でも、このタイトルで4コマ漫画版が連載されていたことがある。トレーディングカードゲームコンピューターゲームも発売され、特に前者は、番組が三年間続く原動力となるほどの高い人気を誇っていた。



あらすじ

高嶺清麿は、普通の中学校に通う、見た目は普通の中学生。だが、MIT(マサチューセッツ工科大学)の論文さえもたやすく理解してしまう凄まじい頭脳の持ち主である。そんな彼はクラスにも馴染めず、不登校を繰り返し、鬱屈した日々を送っていた。

ある日、清麿の家に謎の少年ガッシュ・ベルが現れる。彼は清麿の父親から「息子の友達になってくれ」と頼まれ、はるばるイギリスからやってきた元気な男の子。退屈な日々は終わりを告げ、ガッシュとの騒々しい毎日の幕が開く。やがて清麿とガッシュの前に次々と敵が現れ、一つの事実が明らかになってくる。実はガッシュは千年に一度行われる魔界の王を決める戦いに参加させられた、100人の魔物の子の一人だったのである。


次々と襲ってくる魔物たちとの戦いの中で、『やさしい王様』になるという志を抱くガッシュ。然し彼らの前にはさらに強力な魔物が……。



登場人物

[金色のガッシュ!!の登場人物]



構成

邂逅編
清麿の家にガッシュがやって来てから様々な魔物の子と出会い、ある者とは戦い、ある者とは友達になっていき、またある者とは辛い別れを経験して「やさしい王様」という目標を見つけ、二人が成長していく様子を描き、初黒星となったバリーとの戦いまでを描く。主にここでは清麿たちの日常と魔物との戦いとが交互に描かれている。基本的な呪文、そして最後までガッシュの切り札として活躍する「バオウ・ザケルガ」は既にこの時点で登場していた。石版偏の布石がなされており、イギリス偏以降でデモルト、パムーンの封印されていた石版が出てくる。
石版編
バリーとの敗北から数日後、清麿の前にナゾナゾ博士と名乗る怪しい老人が現れる。魔物の秘密を教えて欲しければ自分に勝てと言い放つ博士に勝利した清麿は悪しき者が力を集めていることを知らされる。その後、ガッシュの魔界での友人パティの強襲に遭い、何とか追い払うもナゾナゾ博士の予言通りにロードと呼ばれる謎の魔物が力を集めていることを知り、数日前に盗まれた石版との関連性が浮上。パティの逆襲で石版は1000年前の魔物が石にされたものであることを知り、その力を操るためにロードが人間の心を利用していることを知る。怒りに燃える清麿はロードの本拠地デボロ遺跡へ向かい打倒ロードを決意。だが、ロードの正体はブラゴとシェリーの因縁の相手でもあった。ここで後に作品中屈指の人気キャラクターとなるビクトリームが敵として数話登場した。石版編までの戦闘は主に清麿による呪文の効果的計算によって勝利を導き出すパターンが多く用いられていた。

ファウード編
石版編から暫く経った後に展開されたガッシュにおける最大の長編。石版編までのように頭を使う戦闘はあまり多くなく各地で幾度と無く戦闘が繰り広げられ、最も魔物の出入りの激しかった話である。1000年前の魔物との激闘から暫く経った後にガッシュと清麿にコーラルQという魔物が勝負を仕掛けてくる。ここで石版偏の対デモルト戦で会得した新呪文「ザグルゼム」をフルに生かした勝利を得た後にコーラルQから「魔物ではない巨大な力が人間界に存在する」ということを教えられる。その正体はファウードと呼ばれる巨大な魔物で、リオウをはじめとする多くの魔物がその力を我が物にせんとしていた。そして、リオウはパートナーを死に至らしめる呪いの術を用い、ウォンレイをはじめとした一部の魔物を人質同然に召集。その事実を知った清麿は相手の魔力の場所が正確にわかる力を持ったモモンと共にニュージーランドへ向かう。そこでガッシュたちはファウードの封印を解いた上で魔界に還し、さらに世界と仲間を救うという困難な選択に立ち向かう。しかし、清麿の策略がリオウの逆鱗に触れ、不利な状態での戦いを強いられた清麿はリオウとの戦いの中で一度死に至る。奇跡的に清麿は息を吹き返したものの、ファウードは謎の魔物ゼオンに強奪される。ゼオンはリオウに従っていた魔物たちにガッシュたちの排除を命じ、ガッシュたちは清麿不在の中で必死の抵抗を試みる。仲間の活躍によりゼオンの元に辿り着いたガッシュたちであったが、仲間達は相手の強大な戦闘力を前に次々に敗れる。モモンがシスターを救うと言う決断を下した後の絶望の中で清麿が覚醒。リオウとの戦いで遥かにパワーを増したガッシュと「答えを出す者(アンサー・トーカー)」の力を得た清麿は敵を圧倒。ついにゼオンとの直接対決に至る。そこでゼオンとガッシュ、そして魔界王家とバオウ・ザケルガに纏わる驚くべき関係が明かされる。

クリア編
ファウードとの戦いと同時に中学校の春休みが終わり、清麿は中学3年生になった。その直後にとうとう魔界の王を決める戦いの生き残りが10体となったことを知らされる。更なる強敵が現れることを予期した頃に清麿の家にアシュロンと名乗る大きな魔物が現れる。ガッシュとの戦闘を求めたアシュロンは勝負の決着を付けず「魔界を滅ぼそうとしている魔物」の存在を清麿に伝えると去っていった。同じ頃、アースの元にゴームと言う不気味な魔物が出現し、圧倒的な強さで本を燃やされたエリーはガッシュにアースの仇を託す。実はゴームと結託していた魔物こそアシュロンの言っていた魔界を滅ぼすことを目的とした消滅の力を持った魔物クリア・ノートで、彼はブラゴを消すことを目論んだが、アシュロン、ガッシュらの抵抗により瀕死の重症を負い、その場を生き残ったガッシュとブラゴに対し10ヶ月の猶予を与える。その惨劇を目の当たりにしたかつてのゼオンのパートナー・デュフォーは清麿らに直接修行を施し、パワーアップを経たガッシュたちはクリアとの最後の決戦に挑む。


魔物の戦い


ルール・魔物の本

魔物の戦いは、魔物の力を引き出す魔物の本を手にした人間と魔物の子がコンビを組み、魔界の王になるべく最後の独りになるまで戦うものである。ひとつの魔物の本を読めるのは地球上に独りだけであり、それ以外の人間は本の文字を読むことが出来ない。魔物の本が燃えた(燃やされた)場合、王になる権利が剥奪されその魔物の子は力量やその時の健康状態(体力等)に関わらず、脱落となり魔界に強制送還される。このため強者対弱者の戦いにおいて、不意を突いて弱者が強者の本を燃やし、逆転勝ちすることもしばしば起こる(つまり、弱者にも王になるチャンスがある。)。

一度本についたなどでは消せない。また魔物やパートナーが自分の本を自分で燃やして棄権することはできない(逆に言えば自身の術でも本は燃えない)。

本を燃やす以外にも、魔物そのものが死ぬとその魔物は脱落したとみなされるようであるが、最終的に明確に死を描かれた魔物がいないため、魔物がこの戦いで死ぬとどうなるかは分かっていない(現にこの事について読者からの質問があったが、作者は「ナイショ」として返答を拒否している。)。

また、本の持ち主が死亡した場合にどうなるかについて作中でいくつかの意見が描かれている。


ひとつはパートナーが死ぬと言うことは本を読める人間が居なくなり、魔物だけで戦うことになるだろうという意見(術を使わずとも身体能力だけで高い戦闘力を持つ者も居る)。


もうひとつはパートナーが死んでも魔物と本が残るという事は、また新たに本を読める人間が出現するのではないかという意見。


パートナーが死んだから脱落同様の扱いになる意見があるが、これらについては最終的に明確にされなかった。劇場版では魔物がある方法で本を燃やされずに魔界に帰った時、一定時間以内に人間界に帰らないと脱落するという設定もあった。


尚、前回の王を決める戦いでは多くの魔物が生きたまま本と共に石化させられ、本そのものは燃えていなかったものの、その魔物達はどうやら脱落したとみなされたようである。

基本的には本が燃えない限り人間界で何をしても良いことになっているが、例外はある。

ちなみにアニメでは「魔物の本」の事を「魔本」と呼んでいる。


多くの持ち主は本に記された発動したい術のページを開いてから呪文を唱えているが、本を閉じたままや燃えている最中であっても心の力があれば呪文が発動することが確認されている。本にはまだ謎が多く、残りの魔物の数を知らせる魔界からの通信機能のようなものや、ページの読める部分によって術の威力が変化するなどの副産物も確認されている。尚、劇中で「第○の術」と呼称されるものの殆どは1ページ目から順番に本の半分へと現れているものであるようである。なお、後半に覚える術ほど強いものが多いが、必ずしも後のページの術が強いわけではない。王となった者の本は金色に輝き、王となった魔物への祝福、パートナーに対しての最後の選択、人間界の復元などを行う。また、戦いの終了からおよそ1ヶ月でどこからともなく元パートナーへ1度だけ送ることが可能なメッセージカードが送付される。


アニメ版のみ、魔物が戦闘不能に陥るほどの大ダメージを負うと、術や火が本に触れてないのにひとりでに本が燃え出すような演出が明確にあったが、原作では魔物が致命傷を負ったシーンはいくつかはあったがその様な事は一切無く、魔物に致命傷を与えた術が本にも触れて燃えたり、魔物に致命傷を負わした後にパートナーから本を奪って燃やしたり、パートナーが魔物の命を助けるために他の人物に頼むなどして魔物の本を燃やしたりといった描写がなされることが多い。他にも本が切られたり消滅波が当たることで消滅したりして自然発火することもあった。しかし、強大な重力によってぺちゃんこに押しつぶされた本が発火せずにそのまま残っていたこともあったことから、本が切断などにより「破損」した場合は失格、押しつぶされるなど「変形」した場合はその限りではないということであると思われる。なお、変形した本が元の形に復元されるかどうかは不明(ただし、作中において高嶺清麿の出血により赤い本が血で染まったことがあったが、次回では元通りになっていたことから何らかの復元作用はあると思われる)。



術・呪文・魔物の力

術・呪文は、パートナーである人間が本に触れながら唱える事で発動する。術を使うことにより心のエネルギーを消費する。又、心のエネルギーの込め方によって、同じ呪文でも威力を大きくしたり抑えたりすることができる。心のエネルギーとは、人間の持つ感情の事で、怒り憎しみ悲しみ勇気等であり(つまり、強い感情であれば善悪の区別は関係しない)、それらの感情が激しい時はたくさん術を放つことが可能。

但しいくつか例外もあり、ガッシュ&清麿ペアの最大呪文「バオウ・ザケルガ」の場合、術の使用に比例して威力が増大する。逆に言えば、その日の戦闘で他の術を使っていない状態では放つことが出来ない。


心のエネルギーは体力同様、休息をとれば回復する。又、魔物の術(ティオのサイフォジオ等)や、その他いくつかの手段(月の石やファウードの回復液など)でも回復が可能である。


又、術とは別に、魔物の位置を察知する能力他の魔物をおびき寄せる踊り、体の分離、瞬間移動、飛行能力、人間に化ける能力等、パートナーの心のエネルギーを消費しない、魔物自身の固有特殊能力を持つ者も居る。


基本的に攻撃系の術は、炎以外の属性であっても、本に対して発火させる性質を持つ。

10巻でバーゴの放った術、フレイドで地面が燃え、フォルゴレがバーゴペアの本を奪い、その炎で本を燃やしたところから、攻撃系の術でまわりの物(草等)が燃えた場合、ただの炎になり、物を燃やした術を出した魔物の本も発火する。


また、最終回間際では魂だけとなった魔物自身が人間界の戦いにおいて「その者を助けたい」という強い意志があればその魔物の本へ自身の術を強化した状態で提供している。



王の特権

魔物の戦いで最後に残った魔物、すなわち次の魔界の王にのみ与えられる特権。その内容は、魔界に居る魔物は肉体を奪われ全て魂になっており(王を決める魔物の戦いで脱落した90人の魔物も同様、勿論残り10人の魔物も魔界に帰ればこうなる。)、嫌いなら消し、好きなら肉体を与える事が出来ると言う物。なお、肉体を与える時はその魔物の本来の形で与えられる為、肉体が損傷しても元通りになって復活する。なぜこのような特権が与えられるのか、詳しいことは不明。戦いに参加する魔物達が残り10体になった時点で権利の存在・及び内容について発表されるが、一部のエリート格の魔物は前々から内容を知っていたようだ(確認されている魔物はゼオン、アシュロン、クリアの3名。)。1000年前の戦いでもこの特権があったと思われるが、詳細は不明。

術体系

[金色のガッシュ!!の呪文体系]

専門用語


種族・役目

人間
我々の事。厳密に言えば「人間界」の主を占める種族。
1000年に一度、王を選ぶ為に送り込まれる100人の子供達の相棒となる者達が居て、それらはパートナーと呼ばれる。
魔物
「魔界」という異世界に住む異種族。
多種多様な能力と容姿をした種族の総称であり、人間に近い外見をした種族もあればかけ離れた姿の種族もある、かけ離れていても、人間界に存在する動物に似た種族もある。1000年に一度、王を決める為に選出された100人の子供達が「人間界」に送り込まれる。
100人の魔物の子供達
1000年に一度行われる魔界の王を決める戦いに選ばれた魔物の少年少女達。
自分に対応した本を持って「人間界」に送り込まれ、パートナーと共に戦い、他の本を燃やす事を目的としている。自分に対応した本の力で「人間界」に留まっている為、それを燃やされると「魔界」に送還され、同時に脱落を意味する。
1000年前の戦いに選出された子供達に比べ、その容姿は人間に近い者が多く、そうでない者も「人間界」に存在する物(主に動物である場合が多い)だと誤魔化せる姿、或いは変身などといった人の目を免れる手段を持つ者が選出されている。また、クリアによればこの戦いの主催者は不明である。一説には「神の試練」とも呼ばれているという。
なお、人型の魔物で男性の場合、両目の下から下あごにかけて謎の線が走っている場合が多い(本数は違いがある。)。この特徴が何のために存在するのかは不明。また、完全に人間そのものに変化できる魔物エシュロスの場合はこの線を起点に顔に模様が生じていた。

パートナー
又は「本を読める人間」。その呼び名の通り、本を読む素養を持ち、呪文を読んで術を起こし魔物の助ける人物達の総称。
といっても「本を読む素養を持つ人間」ではなく「1冊に対応した人間」であり、1人が全ての本を読める訳ではなく、自分に対応した本しか読むことは出来ない。「対応した本に触れながら、感情を込めて呪文を音読する」事によって術を発動させる事が出来る。
千年前の魔物
石盤魔物編に登場する、前回の「魔王を決める戦い」に参加してた魔物の少年少女達(その数約40体)。最後まで生き残り、になったのはガッシュとゼオンの父親。
相手を石化させる術を持つ魔物、ゴーレンによって石盤に封じられ、約1000年もの間完全に身動きを封じられていた(ただし視覚など一部の感覚は普通に機能するようである)。それをゾフィスが研究の末に復活させ、自らの配下として操った。その為異常な憎悪と凶暴性を抱いており、その多くは非常に攻撃的(その為だろうか、当初、アルムが喋るまでは人語を解す者は居なかった。)。また時代の差なのか、多くは人間とかけ離れた異形であり、パティ曰く体は頑丈らしい。全員、ガッシュ達によって魔界に送還されている。なお、強制送還とは違う形での敗北だが(魔界へ送還されていないにも関わらず戦いで最後の一名が決定していることからそう考えられる)、魔界側が何らかの救済策を講じようとしていたのかどうかは不明。
体内魔物
ファウードの子機とも言うべき人工的に造られた魔物の総称。
全てがファウードの維持と保護を使命とし、またファウードの主の命令に従って行動する。
ファウードを管理する一族
遥か古代に封じられたファウードを監視し、復活しない様に守り続ける部族。
総じて獅子を人型にしたような姿をしている。長い年月の間に使命感は衰退したらしく、今回の魔王を決める戦いに一族の代表として参加したリオウを勝たせる為、封印し続けなければならない筈のファウードを「人間界」に送り、復活させた。アニメ版のリオウはこの一族である。
ファウードを封印した一族
古代にファウードを封印した一族でありアニメ版のアースがこの一族の代表。
法律を管理する一族
魔界における法律を遵守し、またそれに違反する者を裁く部族。
法を守るという役目柄、魔王による統治からある程度外れているらしい。治安維持の為に、現存する最大級の災厄、ファウードとバオウの力を知らされている。アースはこの一族の代表。


能力・エネルギー

術・呪文
魔物が発動させる、本来有り得ない現象。厳密に言えば「パートナーが自らに対応した本の読める部分(術となっている部分)を感情を込めて朗読する」事により、「本を介してパートナーの心の力が魔力に変換されて魔物が放つ」能力の総称。主に術は効果、呪文は本に現れる文章の方を指す事が多い。
魔物の性質によって効果が大まかにまとまっている場合が多く、それから外れる類の効果を持つ術が出る事は割と珍しい。また呪文は本に記されるものだがそこから生じるものではなく、「対応している魔物が、眠っている力を目覚めさせたり精神的な成長を遂げた際」に生じるものだった。多くの場合変化した内容に準じた効果の呪文が出るが、大概が何が目覚め、何が成長したのか把握出来ない為、その効果はほぼ予測不可能。またその威力は魔物が対応した本の「意味を持っていない部分が、どれだけ呪文に費やされているか」で計る事が可能で、費やされる部分が多い程威力が強い。一度発現した呪文に費やされる分量が後に変動する事も有るがそれは非常に稀な例で、劇中ではガッシュにのみに見られる。
その効果は名称によってある程度の予想が可能で、名称の法則については金色のガッシュ!!の呪文体系を参照のこと。
魔物が元々持つ能力
魔物は種族によって様々な身体的特徴があり、中には特殊能力と呼ぶに値する強力なものもある。これはそれらの総称。
あくまでも魔物の肉体的能力である為、呪文を唱える必要は無く、そのため心の力を消費する事もない。「魔物や術発動の感知」が主な例で元々鋭い魔物もいるが、訓練によって鍛えられるためか保有者が多い。魔物の体質による先天的なもの、学習や特訓によって体得出来る能力など様々。
心の力
パートナーが呪文を発動するにあたり消費するエネルギー。
劇中では「感情」と称される事も多く、文字通り精神的な力であり、本はこれを魔力に変換して魔物の術とする。いわゆる精神力のようなもので、消耗する程に強い感情が薄れ、一つの精神的観念を維持する事が出来なくなる事から集中力のようなものであると思われる。
魔力
詳細は不明だが、魔物が放つ術を構成するエネルギーであると思われる。
「魔界」では魔物単体で起こす事が出来るらしいが、「人間界」ではパートナーが本を媒介に心の力を変換しなければ起こせない。「魔物が元々持つ能力」には用いられないと思われる。
使えば使う程溜まる力
バオウ・ザケルガを発動するのに必要なエネルギー。
詳細は不明だが、心の力を消耗する程に溜まる謎のエネルギーであり、ある程度溜まるとバオウ・ザケルガを放てる。しかしこれを消耗すると激しい虚脱感が発生し、このエネルギーも心の力も尽きた状態となって殆ど行動不能となる。しかし、ゼオン戦後のバオウではこの効果がなくなっている。アポロはこれをテンションが増大する度に芽生えるファイトのようなものと例えていた。また、清麿の台詞から正確には強化後のバオウにこの効果がなくなったのではなく、ガッシュがバオウを完全に操ることに成功した瞬間から清麿自身の体力が喰われることがなくなっている。
答えを出す者(アンサートーカー)
どんな状況や疑問、謎でも、瞬時に最適な「答え」を出せる能力。戦闘中ならば、どのようにしたら相手に攻撃を当てられるか、どのようにしたら相手の攻撃をよけられるかなどの「答え」が瞬時に出せる。この能力が発動している時は必ず渦巻状に目が変わる。(アンサートーカーの能力者でないにも関わらず、ナゾナゾ博士の目がアンサートーカーの目に変化している描写もあることから、渦巻状の目=トーカーの能力者であるとは限らない。)
ただし、出せる「答え」には状況や実力にもよるが限界はある(あらゆる手段を用いても勝てない状況では勝つ答えは出ない)。戦闘以外でも医療などの分野でも使用可能。現在は高嶺清麿とデュフォーがこの能力を持つ。清麿の力は後天的なものだが、デュフォーは生まれた時から持っている。当初は目覚めたばかりで不安定だった清麿の能力も、初回のクリア戦後にデュフォーの指導でアンサートーカー能力の安定化がはかられた。
アンサートーカーの能力を持つ者同士が戦った場合は、相手より優れた「答え」を出せるほうが勝つ。
超能力
ナゾナゾ博士の配下であるマジョスティック・トゥエルブ(ビッグ・ボイン以外)の持つ能力(ただし実戦には全く役に立たなかった)。
アニメ版のデュフォーもこう称される能力を持ち、テレパシーと念力が確認されている。
何故彼らがこの能力を持っているのかは不明。


道具

「人間界」に送られてくる魔物の子供達が一冊ずつ持たされる、魔界の道具。アニメならびにそれをモチーフとしたTCG「金色のガッシュベル!! THE CARD BATTLE」では「魔本」と呼ばれる。色は魔物によって違い、開くとパートナーが部分的に読むことができる文字が記されている。またこの文字は、読める部分は魔本の色に、読めない部分は青くなっている。本の色が基本的な変わることはないが、ガッシュは一時的に本の色が変わったことがある。
様々な機能を有しているが、その原理は一切が不明。何らかの機能が発動すると発光して反応する。「魔界の王を決める戦い」の運営の要であり、重要なキーアイテム。これが燃やされた場合、その魔物は王になる権利を剥奪され、魔界へ強制送還される。
以下、本が有している機能
*魔物を「人間界」に留める。
*対応するパートナーの接近を感知する。
*パートナーの心の力を魔力に変換して魔物が放つ術とする。
*魔物の目覚めた力や精神的な成長を呪文として発現させる。
*第一の術のページには魔物の名前が書いてある(アニメのロップスとアポロの出会いの時に確認)。ただし、ジェデュンのパートナーであり彼女(ただしアニメ版では男)の名前を他の魔物から聞いたというルンや、パートナーであるウマゴンの本名がシュナイダーであることを彼が送還されるまで知ることはなかったサンビームのようにパートナーである魔物の名前を知らない人間もいるという矛盾点があるのでこの辺りの設定については曖昧である。(アニメオリジナルの設定である可能性もあるが、結局サンビームはウマゴンの本名を知らないため、結果的にあいまいである事に変わりはない)
*人間界に留まる残りの魔物が一定数になった事を区切りの数を告知し(30人減る毎に伝えられる。)、残りが10体になった時、この本を通して王になったときの特権(自分の気に入らない魔物を消滅させることができる)と、今の魔界の状況(すべての魔物が肉体を奪われ、魂だけになって魔界を彷徨っている。)を残った魔物とそのパートナーに伝える。
*魔界にいる魔物の意思によってはその魂が憑依することがあり、憑依された本の持ち主は自らの心の力を消費することなく憑依した魔物の呪文を発動する事が出来る。ガッシュはこの能力を駆使してクリアを撃破した。
*人間界での戦いが終わったとき、それまでの魔物の戦いによって傷ついた人間や物体を元の状態に戻す事が出来る。ただし元々人間界に存在した物体にしか効果はないため千年前の戦いで石化されていた魔物はそのまま放置されていた。
*人間界での戦いが終わったとき、王となる魔物のパートナーが望めば「魔物との思い出(記憶)」を消去する代わりにその人間が望む財産を与える事が出来る。しかし、清麿は「財産はもうオレの心にある」として断った。
白い魔本
劇場版「101番目の魔物」に登場したオリジナルの魔本。もともと黒騎士の所有する本であったが、ワイズマンが人間界に持ち出す。基本的なルールはガッシュ等、人間界での闘いの参加者の魔本と同じであるが、「暴走した魔物の沈静化」を目的とするこの本は、相手が使用した術を吸収する能力を持っている。白い魔本が燃えると、吸収された術はもともとの所有者に戻る。(ガッシュたちの術(バルドフォルス)は以降使われないことから白い魔本を燃やしたエネルギーに変わったと思われる。)また、魔本の効果以外にも、所有者の意思(劇場版ではコトハに対するお告げとして現れた)を魔本に反映させる事が可能である。

魔物が持つ道具
魔物達が所持し、用いる道具の総称。その殆どが「人間界」の技術では解明不能な物質で造られ、異能を起こす。
大きく分けて「魔物の肉体の一部」と「魔界の技術で造られた道具」の二種類が存在している。前者は所有者の肉体の一部である為、壊れても時間が経てば修復され、また操作性が高い。後者は所有者とは別個に生じた生粋の「器具」であり、修復には修復機能を有した装置を備える必要があり、操作にもある程度の鍛錬が必要となる。
魔法のマント
ガッシュとゼオンが普段着ているマント(外見は色違いで、機能は同じ)。着た者の意のままに操ることができ、そのため、攻撃・防御などに役立つ。胸元に付いているブローチ(これもマント同様色違いで、機能は同じ)さえ破損しなければ、いくらでも自己修復が可能。ちなみに、ティオの服にも同じようなブローチが付いている(マルスの攻撃で破れた服が元に戻っていることから、同じ効果を持っていると思われる)。なお、この通常ならば連載初期に明らかにされるような設定であるブローチの効果が明らかにされたのは連載末期であり、作者の出し忘れなどなんらかの事情があったものと思われる(戦いで破れたガッシュのマントがどのようにして元に戻っているかということについて、それまでなんら言及されることはなかった)。
月の石
ゾフィスが発明した謎の結晶体。
原理・材質共に不明だが、その発光は浴びた魔物や人間の傷を癒し体力や心の力を回復させる。この光が後述の「月の光」と似ていることから「月の石」と呼ばれる。細かく砕くことで空気に触れた際の持続時間は短くなるものの持ち運ぶことができ、非常時のためにこれを瓶などで密閉してパートナーに持たせている千年前の魔物も複数存在していた(確認されているのはレイラ、ツァオロン、パムーン、ベルギムE・Oの4人)。その正体はゾフィスの「心を操る力」の増幅装置であり、これを介する事によってゾフィスは40人余りの人間の心を常に操り、千年前の魔物達にも強烈な暗示として月の石が放つ光と月の光が同じ物と言う物として見せる事が出来た(この暗示は結果的に月の石を壊させない様にもしていた。)。
魔界の王を決める戦いが終わった後はローベルト・ヴァイルに渡される事になっていたが、パティとビョンコの奮闘によって破壊される。
月の光
照明に特殊なフィルターを付けることで、石化された魔物を元に戻す呪文であるメドルウという呪文を再現した物。人間界に存在するの光と成分が似ているため便宜上「月の光」と呼ばれている。前述の「月の石」が放つ光ともよく似ている。ゾフィスは千年前の魔物が従おうとしなかった際にこの事を利用し、見せしめとしてゾフィスに従わなかった者が「月の石」の光による影響から離れると再び石化してしまう幻覚を見せていたが実際にはこの二つの光は全く別の物である。
ファウードの回復液
ファウードに内蔵された機関が生成する液体で、これに浸ったり摂取したりする事で心の力や体力、怪我を癒す事が出来る。
雷の結晶
ゼオンの雷の結晶。「バルギルド・ザケルガ」を喰らった当事者の激痛を蘇らす結晶である。これでゼオンはチェリッシュを無理矢理ガッシュ達と戦わせた。
手紙
魔界の紙で作られたと思われるレターセットで、王を決める戦いの終了後に参加者の下に現れる。魔界の文字でも人間が理解できるように作られており、一度だけ人間界に送付することが可能。写真なども添付可能のようである。
魔鏡
アニメ版のみに登場する魔界の禁断具であり魔物の力を上げる性質がある。グリサが魔界から勝手に持ち出すが人間界に来る時3つに割れてしまった。



アニメ

  • 2003年4月6日から2006年3月26日までフジテレビ系で全150話が放送された。
  • もともと本作は、末期には商業不振になっていたデジモンシリーズ充電期間のためのつなぎ番組であり、放送も当初1年間の予定だったが、番組筆頭スポンサー・バンダイの主力商品であるトレーディングカードゲームの売上が好調だったこともあり、放送延長が続いた。
  • 3年目には視聴率の低下などで関連グッズ売上も下火になり、劇場版も2作目では厳しい興行結果となった。
  • 連載途中である原作の進行に話が追いついたこともあり、2006年1月以降オリジナルの展開に入り、同年3月に終了した。


  • 末期にアニメに登場した設定の一部は、アニメ放送終了後に原作でもそのまま使われ、結果的にネタバレとなる部分も含まれていた(例:ガッシュとゼオンの関係、ゼオンの最大呪文等)。


  • 主人公ガッシュ役の大谷育江の体調不良につき、2006年1月22日放送の第141話以降は吉田小南美が代役を務めていたが、大谷が復帰しないまま番組終了を迎えた。
  • ガッシュ (gash) は英語スラング別の意味があるため、アメリカでは「zatch」に替えられ、『Zatch Bell!』として放送された。
  • 2005年5月22日の第108話からアバンタイトルが導入され、それと同時にA・Bパート間のCMが廃止され、「アバン~OP~CM~本編~CM~ED・次回予告」という、異例の放送フォーマットとなった。
  • パルコ・フォルゴレ(声:高橋広樹)の歌う「チチをもげ!」、ビクトリーム(声:若本規夫)の歌う「ベリーメロン」はアニメが終わった今も人気が高く、原作ファンにも評価されている。



原作との相違点

  • ガッシュが初めて戦った魔物がレイコムではなくハイドになっている。
  • 銀行強盗事件では二人の男ではなくレイコムペアに差し替えられている。
  • フリガロがブラゴの左腕を切断するシーンや、デモルトがウォンレイの腹部を貫くシーンなど、過激な描写のある箇所はストーリーが変更されたり、描写が和らげられたりしている。
  • シェリー、ブラゴとココ、ゾフィスの因縁の対決にガッシュ一行が絡むようストーリーが変更されている。
  • テッドとアースがコーラルQより先に登場する。
  • コーラルQのパートナーのグラブは清麿同様の孤立した学生の設定が追加されていた。
  • ファウードの体内の試練において、ウンコティンティンが恵にセクハラ行為をするのがカットされている(清麿に謝罪を強要するシーンに変更)。ただし、恵の「ウンコ」発言は後の話で再現された。
  • 139話から150話(最終回)までオリジナル展開で描かれていた。
  • ジェデュンがアニメ版での性別が男だったこと。これは、当時ジェデュンの具体的な設定が明確でなかった為にこのような事になったと思われる。



スタッフ

  • 原作:雷句誠(小学館刊「週刊少年サンデー」連載)
  • 企画プロデューサー:金田耕司(フジテレビ)、木村京太郎(読売広告社)、都築伸一郎(小学館)、関弘美→清水慎治(東映アニメーション)
  • 原案協力:三上信一、畭俊之、村上正直(小学館「週刊少年サンデー」編集部)
  • 企画協力:久保雅一(小学館キャラクター事業センター)
  • 製作担当:岡田将介
  • シリーズ構成:橋本裕志大和屋暁
  • 脚本:橋本裕志、大和屋暁、成田良美、広平虫、山田隆司まさきひろ、千葉克彦、隅沢克之
  • キャラクターデザイン/総作画監督:大塚健
  • 美術デザイン:渡辺佳人
  • 色彩設計:板坂泰江
  • 撮影監督:白鳥友和(三晃プロダクション)
  • 編集:片桐公一
  • 音楽:大谷幸
  • 録音:池上信照
  • 音響効果:川田清貴(スワラプロダクション
  • 選曲:西川耕祐
  • 記録:小川真美子→小牧文
  • 術設定:袴田祐二
  • キャスティングディレクター:小浜匠(東映アカデミー
  • オンライン編集:TOVIC
  • 録音スタジオ:タバック
  • 美術進行:御園博→ほんだおさむ
  • 仕上進行:北村聡
  • プロデューサー補:津留一己→鷲田正一
  • 色指定:小日置知子
  • 音楽協力:インターチャネル
  • デジタル彩色:TAP
  • 背景:KALS、スタジオロフト、徳重賢
  • デジタル合成:三晃プロダクション
  • 広報:正岡高子(フジテレビ)、備前島幹人(小学館)
  • プロデューサー:浜野貴敏→高瀬敦也(フジテレビ)、池田慎一(読売広告社)、櫻田博之(東映アニメーション)
  • シリーズディレクター:中村哲冶貝澤幸男
  • 製作協力:東映バンダイナムコホールディングス
  • 製作:フジテレビ読売広告社東映アニメーション
  • 著作:©雷句誠/小学館、フジテレビ、読売広告社、東映アニメーション



主題歌

オープニングはインターチャネル(現在CDの発売はインデックスミュージック)から発売、エンディングはポニーキャニオン所属の歌手によるタイアップ。

第1期


最終回のエンディングではこの曲の2番以降が使用された。

  • エンディング

    • 『PERSONAL』(1話 - 30話)


上戸はこれが縁となり、劇場版2作の主題歌を担当した。

  • 『STARS』(31話 - 58話)



第2期



第3期

  • オープニング

    • 『見えない翼』(101話 - 150話)


  • エンディング

    • 『今日より明日は』(101話 - 125話)

    • 『★遊FEVER★』(126話 - 149話)



放送局及び放送日


放映リスト

※放送日はフジテレビ及び同時ネット局のもの。

キーステーションのフジテレビでは3/19の放送が休止となり(サガテレビも同様)、3/26に149話と150話が2本立ての1時間スペシャルとして放送された。その為149話は一部地域で先行放送された。又、サガテレビ以外の「ガッシュ」同時ネット局では150話も30分先行放送された。



映画

配給は東映。

  • 劇場版 『金色のガッシュベル!! 101番目の魔物』(2004年8月公開) 主題歌:上戸彩「涙をふいて」
  • 劇場版 『金色のガッシュベル!! メカバルカンの来襲』(2005年8月公開) 監督:五十嵐卓哉 主題歌:上戸彩「風をうけて



ゲーム作品

  • 金色のガッシュベル!! うなれ! 友情の電撃(GBA:2003年12月12日)
  • 金色のガッシュベル!! 友情タッグバトル(PS2:2004年3月25日)
  • 金色のガッシュベル!! 魔界のブックマーク(GBA:2004年7月16日)
  • 金色のガッシュベル!! 友情タッグバトル Full Power(GC:2004年8月5日)
  • 金色のガッシュベル!! 激闘! 最強の魔物達(PS2:2004年12月2日)
  • 金色のガッシュベル!! うなれ! 友情の電撃2(GBA:2004年12月22日)
  • 金色のガッシュベル!! 友情タッグバトル2(PS2、GC:2005年3月24日)
  • 金色のガッシュベル!! THE CARD BATTLE for GBA(GBA:2005年7月28日)
  • 金色のガッシュベル!! うなれ! 友情の電撃 ドリームタッグトーナメント(GBA:2005年11月24日)
  • 金色のガッシュベル!! ゴー! ゴー! 魔物ファイト!!(PS2、GC:2005年12月15日)


※PS2及びGCソフトはすべてバンダイ(現:バンダイナムコゲームスバンダイレーベル)、GBAソフトはバンプレストから発売。



外部リンク


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Posted by atwordloadfoov1 and filed under 未分類 | No Comments »
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