増加する次元
世の中は11次元なのだそうだ。
まったくわからない。わからないけど、なんだかわくわくする。4次元ポケットでさえ、大変なのに。もし、11次元で世界を見れたら、悩みなんてなくなるんじゃないかしら。3次元だからこその悩みを懐かしむ日々がくるんじゃないかしら。3次元だからこそ!
わからないわからない(わかりたいわかりたい)、と言っていたら本を貸してくれた。日本語で書かれているが、わたしの慣れている日本語ではないので、面白い。単語の意味はわかるのに文章の意味がわからない。いや、単語の意味もわからない。読んでいると、まぶたをひっぱったり、髪の毛をぐちゃぐちゃにしてしまっている。空間的に広がれば、その増えた隙間に今読んだものが入り込まないだろうかと思う。体内に入れば、そのうち咀嚼するだろう。なんであっても丸呑みしてしまえば、いつかは消化できちゃうんじゃないかと、そういう信仰を持っているようである。気がつくと、指が変な形になっている。これは見たことがあるぞ。あぁ、広隆寺の半跏思惟像!悲しい哉、顔はアルカイク・スマイルからはほど遠いが。