猫が鳴く
ぼろぼろとこぼれ落ちているようだから
できるだけ遠くにいかないようにしよう
家の中からそとを見る
そこに見えるはいつものとなりのアパート
このアパートの屋根と欄干の紺色が
実は結構気に入っている
じっと見つめて一時間
日の光が春であることに気がつき
鳥の種類も増えてることに気がつき
木の芽が膨らんでいることに気がつく
わたしはまだ落ち着かないけども
地球はいつも通りに回っている
太陽に引っ張られて
月を引っ張って落ち着いている
太陽も月もずっとそこにいるだけで
一緒に飲みにいけもしないから
こちらから見えるところで飲んでやる
すとんとつぼみが落ちたとき
私の隣で猫が鳴く