思い
おじいちゃんのお坊さんは、なんともありがたいお顔をしている。会うとなんだかほっとする。年は若い方だと思う。でもなんだかほっとする。おばさんたちの話からすると、決して暢気に生きているわけではないのだけれど、それでも安寧に暮らしているのだろうと思う。
いつもわかりやすいお話しをして下さる。
仏様というのは、思うひとのところに来るのだという。何かを見て、何かを感じて、亡くなった人のことを思えば、そこにそのひとが来ると。
楽しいところがやはり好きなんでしょうね、とおっしゃる。何かうれしいことがあったときにすこし思い出して、声をかければ、それがひとつの供養になると。
わたしにはとっても簡単な方法だ。おじいちゃんのことは、たまにちらっと考えるだけで、毎日お水を上げたり、ごはんを上げたりはしない。でも、それでいいなら、これからはもっとしっかり思おうと思う。
仏様は思いをどんな風に感じるのかしら。ぴんときて飛んでいくのかしら。引っ張られるのかしら。それとも気づいたらそこにいるのかしら。
ねぇ、どうなの、おじいちゃん。