掃除機
掃除をする。きれいになっていく。本来の姿が見えてくる。なんだかすっきりする。
掃除機でゴミを吸っていた。だけれどもうまく吸えないで、ゴミが残ってしまう。掃除機の吸い口を上げてのぞき込む。
大したことないゴミなのに。
すると掃除機が、ぎゅいーんー、と音を立てた。
男の人がこちらを振り向く。うるさいですよ、といわんばかり。ごめんなさい、と頭をぺこっと下げつつ、掃除機を指さす。うるさいのはこいつなのですと言わんばかりに。すると指さした先に、なんと軍手を食べている掃除機が!
まぁ、いったいどうしたの、何があったの!
とばたばた。無事軍手を救出し、ほっとする。何でも食べるんでないの!もう!と掃除機をしかった。
うしろで男の人の笑う声がした。