少し前に書いたこと
やまのたばこのあきばこ
ひとつひとつマークを切り取っていく
本当に彼はものをため込む
ものを捨てない
ものをぽいぽい捨てる私よりいいけど
ものには限度もある
でもこれだけのあきばこをみていると
私も捨てられることだけはなさそうだなんて
にへらっとしてしまう
たんたんと切っていく
ふたの両端に切り込みを入れ
箱を展開し
マークだけを切り取る
こうすると
マークを切り取っても
ふたと箱がばらばらにならない
彼が教えてくれた切り方だ
ふたと箱さえバラバラにしたがらない彼
つまり私と彼もバラバラになることはなさそうだ
それがいやだなとおもわないということは
私もなかなか
箱を開けていくと
いろんなものが出てくる
たばこの葉、吸い殻、吸い忘れたたばこ
本当にいろいろ捨てないひとだ
冬のにおいや夏の暑さまで出てくるときがある
今年の夏は暑かったっけ
去年の冬もおなじことしていたんだなぁ
いろいろ捨てていないので
ちょっとしたアルバムみたい
それらをひとつひとつ切り抜いて
箱に残していく
切り抜かれた方は捨てられていくけれど
たくさんの思いを小さくして箱にしまう
それもいつかなくなるかもしれないけれど
消えてなくなるんじゃないので
溶けてしまうのであるから
まぁ
しかたないかなとおもう
あんまり取っておくと
本当にもので埋まってしまうからね