ねーさん
Filed in ・daily, 2012 年 5 月 22 日, 10:45 AM
友達が亡くなりました。
会社の同僚でとてもきれいなひとでした。
わたしはねーさんねーさんと呼ばせてもらってました。
子宮けい癌でした。
一度手術して、落ち着いて、
再発しないことを祈ろうって言ってましたが
再発、してたようです。
享年39歳は若すぎだよ、ねーさん。
結婚したばっかだったのにさ。
きれいすぎだし。
もー、ねーさん。
ねーさんがんばったんだろうな。
わたしはお見舞いに行くのとかどうも遠慮してしまって
それでも一度行って、とても喜んでもらって
あぁ、お見舞いって行っていいんだなって思った。
なんだろうね、とてもわたしにはハードル高い。
昨日のお通夜でもねーさんの顔を見ていいのかわからなかった。
ひとりならお焼香した後、すぐ帰っていただろうと思う。
でも一緒に行った友達が、ねーさんの顔見たいっていうので
そうか、じゃあ会って行こうと、初めて思いついた。
結果、見てよかったと思う。
これがさ、もう大変な美人でさ。
かわいい着物着ててさ。
あぁ、ねーさんだーって思った。
着物姿は見たことなかったけど、いつも素敵だったなーって。
いろんな可笑しいこととか思い出されるにつれ
病気だったのも知ってるのに
改めて腑に落ちないぞ
と涙ボロボロこぼれました。
たくさん、ほんとうにたくさんの人が来ていて
ねーさんは愛されてたなーと思ったのでした。
だから、
子宮癌検診しようね。
普通の体癌だけじゃなく、けい癌もしてね。
周りの大切な人にも伝えてね。
なんで、別々の検診になってるんだろうね。
乳がん、子宮体がん、けいがん、3つそろえでやっちゃえばいいのに。
そこんとこよろしく。
さて、
昨日のことを今振り返っているのは
きちんとご冥福をお祈りしたかったからです。
お葬式に友達と行って
その友達と自分との温度観の違いや
会場でお会いしたお久しぶりの人たちとのちょっとした会話が
とても疲れました。
私自身がねーさんのことしか考えられず
他の人たちもそうだったからだと思います。
ひとりに慣れ過ぎましたかね。。。
それとも気を遣いすぎましたかね。。。
コンビニのおにぎり
Filed in ・daily, 2012 年 5 月 18 日, 4:36 PM
4月21日おばあちゃんが亡くなった。
享年98歳だった。
父さんはおばあちゃんに2晩付き添った。
大量のジャズのCDとともに。
布団は2000円もするから借りなかった。
(2晩目には家からマットと毛布を持って行った。)
湯灌のとき、父さんがお鈴を鳴らし続けた。
いい鳴らし方だった。
おばあちゃんの肌はきれいだった。
やはり基礎化粧品にはお金をかけるもんだとおもった。
ぴかぴかしていた。
所謂おくりびとが死に装束を着せていく。
うまいもんです。
掛け布団を引き抜くと、おばあちゃんは旅支度ができていた。
父さんが「いつもこれみるとコンビニのおにぎりを思い出す」といった。
これからコンビニのおにぎりを食べる度思い出すのだろうと思った。
お棺には花をいっぱい詰めた。
おばあちゃんは花で埋もれた。
最後に、父さんが胸にカーネーションを指した。
お母さんが「ずるい」と言った。
おばあちゃんを焼いたら骨がたくさん残った。
ぜんぜん壺に入らない。
すると棒を渡された。
「これで骨を砕いてください」と。
無理絶対。わたしとお兄ちゃんは受け取らなかったので父さんがやってくれた。
これ、普通?大きい壺くれたらいいじゃん。
そのあと父さんが骨壷を抱いてひとりで待っている時間があった。
父さんが泣いていた。
初めてみるなーと思った。見てしまって悪いことしたなと思った。
その帰り道、父さんは右折禁止を曲がって捕まった。
急いでたんじゃなくて、めんどくさかっただけです。
着いてきていたおばさんの車も捕まった。
おばさんはそこで捕まるの2回目だった。
風が強かった。
姪の千尋は騒がずいい子だった。
愛情とか家族とか難しいし面白い。
うまく把握できないし、納得もできないけど。
今日で四七日。
来週は閻魔さまと会うんだってさ。
うつくしく、やさしく、おろかなりの覚書
Filed in read, 2012 年 5 月 9 日, 2:18 PM
うつくしく、やさしく、おろかなり―私の惚れた「江戸」
杉浦日向子
神田八丁堀
綾小路麩屋町。京の都で、ええくらかげんのことばっかしほざくお調子者が住まう住所だそうだ。なぜかって、アヤノコウジフヤマチ、略して「アヤフヤ」じゃあないか。なるほど。
十返舎一九の出世作『東海道中膝栗毛』の主役、弥次さん喜多さんの長屋の住所もご多分に漏れず、神田の八丁堀となっている。なぜ、神田の八丁堀なのだろう。
綾小路麩屋町は実在する町だが、神田の八丁堀は地図になく、今なお特定されない架空の地である。
うつくしく、やさしく、おろかなり
江戸は情夫だ。学んだり手本になるもんじゃない。しなばもろともと惚れる相手なんだ。うつくしく、やさしいだけを見ているのじゃ駄目だ。おろかなりのいとしさを、綺堂本に教わってから、出直してこいと言いたい。
江戸は手強い。が、惚れたら地獄、だ。
岡本綺堂の『半七捕物帖』
江戸・遊里の粋と野暮
”粋”の米は八十八。そして左が九十。あとから江戸っ子がこじつけた隠し言葉がある。間にあるのは八十九。”ヤットクウ”。つまり、「米をやっと食う段階から脱する、ゆとりある状態にならないと、粋な遊びはできないよ」
家庭に”粋”はない。粋な家庭だね、というのはありえない。では、どんなところで?お妾さんの家でです。
”粋(すい)”と”粋(いき)”の違い
「粋(すい)な柄」 上方で、たとえば赤、白のようにはkkりした、感覚的に鮮やかな、という意味。大坂の三彩、歌舞伎の定式幕の色、黒に柿渋、常盤緑で豪華さ、重厚さ。
「粋(いき)な柄」 江戸では、渋みを基調として、格子、縞、小紋など。黒にとどめ。通人の黒づくし。
”粋(すい)” 上品(じょうほん)浮世離れした状態、令嬢が世間に疎かったり。端正に整っていることも求められる。
”粋(いき)” 下品(げほん)ちょっと変わってる。少し歪んでいる茶碗、見たことのない焼き色の焼き物。ひねり技。
中本は中庸と同じで、ごく普通。
”粋(すい)”の反対語は、”無粋”。
では、”粋(いき)”の反対語は、”野暮”?
「野暮はもまれて粋となる」
”粋(すい)”には恋がつく。
”粋(いき)”には色がつく。
「まぁ、粋(すい)なお人やなぁ!」
「粋(いき)だった」
”粋(いき)”は本気にならないことで、抑制がきいている。”寸止め”
遊女
1.起請誓紙。一枚は男、一枚は自分、一枚は神社に奉納
「私とあなたは決して切れません」
2.放爪。爪をはがして渡す。
3.入れ黒子。二の腕に客の名前。
4.貫肉。小刀で自分の太ももを刺す。
5.指きり。小指の第一関節を。。
6.髪切り。
TOKYO M.A.P.S
Filed in listen, 2012 年 5 月 5 日, 12:19 PM
今年のTOKYO M.A.P.Sは、AKIKO YANO Edition。
5/3は、原田郁子、大貫妙子、細美武士、yanokamiを見て
5/4は、大橋トリオ、世武裕子、宮沢和史、レキシ、鈴木慶一、矢野顕子。
ほんと、ひとつひとつ、わー、すごい、わー、素敵だ、ってなったんだけど
とにかく、ラストの矢野顕子がよくて、全部吹っ飛んだ。
『また会おね』
「はじける光 わたしの指で」って始まる。それがことばそのままで。音が光になる。
そして言葉が入ってくる。頭の中で映像が浮かぶ、匂いが浮かぶ。
追体験というのでしょかね、わたしの記憶じゃないけど、あっこちゃんが歌ってるその情景が
まるでわたしのもののように、すごく懐かしくってすごく切なくって、でも元気が出て来て。
あー、ことばの意味ってこうだよな。さよならさよなら。
毎日のように使うことば、さよなら。
あっこちゃんの口から出てくることばは本当で、さよなら。
あー、そうだよ、さよならってこういう意味だよ。
『しあわせなバカタレ』はバカタレが愛たっぷりで。
やっぱりさよならとか死とかどうしようもない悲しみが後ろにある。
でも、笑ってるんだよ。笑顔は強い。決意、ちょっと違う、こころは決まってる。
『気仙沼においでよ』
ほぼ日の気仙沼支社の曲。
「キー、間違っちゃった。ちゃんとしたのはネットで聞けるから聞いてね」って本末転倒なことを言う。
『Home Sweet Home』
久々に聞いた。
そうだ。
HOMEっていうのは、家族じゃなくて、自分が自分らしくいられる場所のことを言うんだった。
これ、大切。
わたしにはHOMEがある。
(メンバーは絶賛募集中)
『All the bones are white』
ここまで聞いて来たのに、今更、急に鳥肌が立って、涙がこぼれそうになる。
両手に力を入れて、粟立ったものを抑える。
息をすると、5月の匂いがして、また泣きそうになる。
『いい日旅立ち』
ここで、いい日旅立ち。
もう容赦ない選曲に笑いがこみ上げる。
みんなが知ってる曲じゃない。
あー、もー、さすが矢野顕子。しかもピアノが本当にすごい。もう耐えられず「わっ」って声が出る。
そこにくるの?もうアトラクション。
「イッイイイヒ タビダチ」がぎゅっとでもすごかったー。もう爆笑。
なんじゃ、こりゃー。大好き、矢野顕子。
『GREENFIELDS』
そして、Greenfields。
「よく来たね」で赦されているようでもう耐えられず涙。
あぁ、草の匂いがする。
アンコールで『ひとつだけ』
そもそもはアグネスチャンに送った曲だったんだって。
だから、集め作る中華料理なんだって。そうなんだ。
ひとつだけは、こころを落ち着かせてくれて、わくわくさせてくれる。
さぁ、行くぞ。
あっこちゃんの音を聞いて
今まで水の中にいて、久々空気を吸った感じ。
今まで磨りガラス越しに、生活してた感じ。
生き返る。
あー。
あー。
聞こえますか。
聞こえますか。
こちら、むらた。大変元気です。
以上、報告終わり。