石器時代のフルート発掘 独
火曜日, 6 月 30th, 2009
ドイツ南西部の遺跡で出土した約3万5000年前の、ハゲワシの骨で作られた1本の“フルート”。左端は指で押さえる穴の付近を拡大した画像で、右側二つはそれぞれ別の方向から撮影したもの(ネイチャー提供)
同遺跡では昨年「世界最古のビーナス像」が発見され、今年五月に発表されたが、フルートはこの女性像から約七十センチ離れた場所で出土した。チームは、女性像と楽器に社会的、文化的なつながりがあるとみている。
出土したフルートは全部で三本分。このうち一本は、ほぼ完全な形で見つかった。ハゲワシの骨が材料で、長さ約二十二センチ、直径八ミリ。一方の端は口で吹くようにV字形の切れ込みが入れられ、指で押さえる穴が五カ所開けられていた。残る二本はいずれもマンモスの牙で作られ、破片の状態で出土した。
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ドイツ南部AchValleyにある有名な石器時代の遺跡から今から3万5000年前のものと見られるほぼ完全な形を留めた骨製の笛(フルート)が発掘されていたことが24日、独テュービンゲン大学の発表により明らかとなった。
このフルートは長さが22センチ、直径が2.2センチ。4つのトーンホールに加えて口元にあたる部分にはリードに相当する切れ込み入れられており、明らかに楽器としてのフルートの基本的特徴を全て備えたものとなっている。
同じ箇所からは他にも複数本のフルートの断片も発見されており、研究を主導したテュービンゲン大学のニコラス・コナード(NicholasConard)教授によると、当時の原生人類は狩猟生活を営む一方で、洞窟に壁画を描き、フルートを使って音楽を奏でるという今から考えると非常の芸術的な生活を送っていたことが判ったと述べている。

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